豚骨 ページ8
__________
________
「___皆さんの健闘をお祈りします」
一次試験の終了を告げると、そう言い残して湿原へと戻って行ったサトツさん
それと入れ替わり、第二次試験会場であるビスカ森林公園で私達を待ち受けていた美食ハンターのメンチさんとブハラさんによって告げられた新しい試験の内容は
"ビスカの森に生息している豚を料理し、二人に美味しいと言わせる"こと
スタート！というブハラさんの本物顔負けの腹太鼓によって試験が開始し、キルア達と豚を探しているのは良いのだが
…問題が一つ。
『料理なんてしたことないよ…』
心配性な両親のせいで「料理は危ないから」とキッチンに立たせてすらもらえなかったわけで
包丁を、というかナイフを初めて握ったのはイルミさんに人の急所とその素早い刺し方を教わった時だった
我ながら色々おかしい自覚はある。
「オレも料理なんてしたことないけど…きっと５人で協力すれば大丈夫だよ！頑張ろう！」
『…ゴン君の優しさが沁みる』
ニコニコしながら励ましてくれるゴン君に心を打たれつつ森林を進んでいると、何かに気づいたらしく「しゃがんで」と前方を指さすキルア
言われた通りしゃがみこんでその指の先を追えば
『…何あれ、豚？』
だいぶいかつい鼻をした豚…のような、豚じゃないような、とりあえず豚っぽいやつがいた
「…おい、骨食ってんぞ」
「まさか…肉食？」
『え、共食い？』
レオリオとクラピカの言葉には反応しなかったくせに、私の言葉を聞くや否や
こちらに気付いた豚が、大きな鳴き声をあげてこちらに向かって来た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 331人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
不正ワーカー - 赤ちゃんはどこからくるの？8評価お願いします！ (2021年12月20日 15時) (
レス) id: 9cb17a261c (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - まぶぴちょこさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです、頑張ります…！！ (2021年11月28日 12時) (レス) id: 65f7be7df1 (このIDを非表示/違反報告)
まぶぴちょこ(プロフ) - 話がとても面白くて、一気に読んじゃいました！続きちのしみにしています！更新頑張ってください🙇 (2021年11月27日 22時) (レス) @page35 id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆら | 作成日時：2021年8月27日 18時
