[銀魂×D.Gray-man] 白い鬼と白い聖職者と過去を探す少女

第37話「フラグ回収はお早めに」 ページ44

アレンside

妙さんの家での一件から数日が経った
A姉の鈍感っぷりは相変わらずですが…あれは危険すぎです
正直、銀さんが羨ましかったです←

それはさて置き、現在万事屋は仕事が無いのだ
請け負っていた失踪事件は、先日のA姉の連絡によると…
犯行が突如無くなっているのだそうなので、今はAKUMAの足取りが全く掴めなくなってる。だから警戒しつつも待機してほしい
との事で、捜査は中断となってしまったのだ

「銀さん…仕事って本当に無いんですか？」

銀「依頼が来ないんだ。無いに決まってらあ」

新「堂々と言う事じゃないんですが!?未払いの給料どれだけあると思ってるんですか!!」

神「そうアル！酢昆布も充分に買えないネ！」

？「ならば、その問題。俺が解決しようじゃないか」

…何か人数増えてませんか

銀「どう解決してくれるんだ」

？「簡単な話だ。俺と一緒に攘「却下だ。つーことで帰りやがれ。ズラ」ズラじゃない桂だ！」

あれ？この台詞聞き覚えが？
そう思い、声のした方向を見ると…

「桂さん！お久しぶりです」

桂「アレン君じゃないか！何故銀時のところに？」

「色々あって居候させてもらってるんです」

銀さんと桂さんの様子からして、どうやら知り合いだったようだ
まさか此処でも繋がりがあるとは…銀さんは随分と顔が広いみたいだ

神「アレン。お前いつの間にズラとコンタクト取ってたアルか？」

「えっと、以前に高杉さんって人と一緒になってるところで道を「おい、今何つった」はい？」

説明を始めたら、銀さんに言葉を遮られてしまった
そんな銀さんの炎のように紅い目は鋭く、僕を射るように見ている

「何って、桂さんと会った時の事の説明ですよ」

銀さんの様子の変わり様は明らかにおかしい
桂さんも苦い顔をしている

ー真選組で 高杉 晋助 に会ったつってみろ

そういえば、高杉さんはあの時そう言って去って行った
万事屋の時点でこの様子の変わり様だ…真選組で言ったら何となく危険な気がしてきた

銀「おいズラ。本当なのか？」

桂「あぁ。とは言っても、俺の事も高杉の事も知らない様子だったがな」

新「銀さん。もしかして、今話している高杉って"あの"高杉晋助ですか？」

銀「そうだ」

「新八君も知っているんですか？高杉さんの事」

銀「彼奴は…高杉のヤローは、今や世間では"最も危険とされる攘夷志士"だからな」

この時僕は、彼と会った時に感じた冷たく鋭い威圧感の正体を少し知った気がした

第38話「シリアスとギャグのバランスは大切」→←第36話「美人+鈍感は色んな意味で危険」

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