[銀魂×D.Gray-man] 白い鬼と白い聖職者と過去を探す少女

第34話「事情説明は忘れずに」 ページ41

銀時side

『何せ、犯人はAKUMAなんだから』

そう言ってため息を吐く月姉
AKUMAって確か、アレン君達の世界での敵の名前だったよな？
何で敵さんまでこっちに来てんだこのヤロー

近「それはAちゃん達の世界での敵だよな…
Aちゃん達が戦えてるんだ、俺達だっ『無理だっ！』っ!?」

リ「落ち着いてAちゃん」

『…悪ぃ』

ゴリラの言葉を遮って叫んだ時の月姉の顔は、いつに無く焦りが滲んでいた

今、目の前にいる彼女は、"俺ら"が憧れた月姉とは違う
何せ記憶が無いらしいからな…けど不思議と俺の知る月姉であるのはわかる
だから、彼女がここまで焦る姿なんざ






「ボソッ)攘夷戦争の"あの日"以外無えよな…」






『銀時、何か言ったか？』

つい口に出てしまったようで、俺は慌てて何でも無いと誤魔化した
…つーか何で誤魔化したんだ俺←

『そうか、ならいい。局長の様子からしてやっぱり理由も言うべきだよな？アレン、リナ』

ア「はい。事情説明しないと伝わらないと思いますよ」

リ「説明無しで引くとは思えませんし…」

『だよなぁ…じゃあ、うちらの世界について掻い摘んで説明すんぞ』

そして月姉は、自分のいた世界について説明を始めた

向こうで起きてる戦いについて
エクソシストとは、AKUMAとは
そして、AKUMAとイノセンスについて

時にアレン君やリナリーちゃんも入って語っていった

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『…つー訳だ。一気に話したが大丈夫か？』

3人から語られた事は衝撃的だった
イノセンスに適合しちまったら、例えそれが幼いガキであっても、人をいとも簡単に殺 せちまう相手と戦わされるなんざ…いくら世界を守るためとか言っても酷え話だ

神「そうだったアルな…」妙「辛い事を話させちゃったわね…」

ア「いえ、こちらこそ事情を詳しく言ってなくてすみませんでした」

アレン君も、リナリーちゃんも沢山の修羅場を潜り抜けたんだろう
沢山の人が目の前でタヒんで行くのを見てきたんだろう
2人が出会った時から見た目以上に大人びていたのに納得もいく

そして月姉に関しては…こっちの世界でも、向こうの世界でも戦場に立っていた

記憶を無くしても、命掛けの戦いをしていた

『そう言う訳なので、この件ついてはうち達だけで対処する』

近「だ、だが『近藤さん』Aちゃん…」

月姉は真っ直ぐな目で俺らを見回した


中途半端ですが文字数によりここで切ります

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