[銀魂×D.Gray-man] 白い鬼と白い聖職者と過去を探す少女

第31話「ナンパは程々に」 ページ38

『あー暇ー』

すっかり好物になった林檎飴を食べつつ、愚痴を零す
隊服を作ってもらえる事になり、今日は真面目に見廻りをしているものの…
江戸は平和なもんで暇で仕方ない

『なんか起きないかなー』←

なんて、警察らしからぬ事を口にすると

？「や、止めてください！」

「良いじゃねかよ〜」「少しくらい付き合えよ、な？」

近くの路地裏から、悲鳴と物騒な言葉がとんできた

『噂をすればなんとやらだな』

暇潰しになると思い、路地裏を覗くと4人の男がいた
よく見ると、男達の囲む中心には女性の姿があった
パッと見た感じ…ナンパと言ったところだろうか

？「通してください！」

男1「ちょいと俺たちと付き合ったら通してやるよ」

そう言って1人の男が女性に近づく
これ以上は彼女が危険と判断したうちは、目の前の男を飛び越え女性との間に割り込んだ

男2「っ！てめーはどっから来やがった！」

『これ以上のおいたは止めな』

男1「んだと！」 男3「女が調子乗るんじゃねーぞ！」

怒った男どもは懐からナイフを取り出す
優位に立った気になっているのか、男は笑みを浮かべる

？「ちょっと！刃物なんて危ないわ！」

男4「うるせぇ！おめーは黙ってろ！」

男が彼女に拳を振るった…がうちによってその拳は止められた

男4「なっ」

『男が女に手ェ出すとか…サイテーだな』

男1「やっちまえ！」

『うち言ったよな？ これ以上のおいたは止めな ってよ』

ーシャッ

やつらの間を一瞬で通り過ぎる
男どもは慌てて、後ろのうちを睨む

男2「お前っ、いつの間に！」

『次、うちの前でこんな事をしてみろ』

言葉を切ると同時に、男どもの服が粉々になった
通り過ぎるた間に、刀で斬っていたのだ

『それ以上に痛い目に合うと思うんだな』

男「す、すいませっんしたあああああ!!!」

パンイチの男4人は猛ダッシュで去っていった

？「危ない所を助けていただきありがとうございました。私、志村 妙と言います」

『礼はいらない。うちは月影 Aだ』

何処かで聞いた事ある苗字な気がしたが…まあ良いか

妙「Aさん。お礼をしたいので、家に来てもらえますか？」

『いや、大丈夫だ仕ご「来てもらえますか？」はい、いきます』

思わず了承してしまった
この人の威圧感…AKUMA以上に強いんですけど!?一体何者!?
危険なので大人しく家に行くとするか

第32話「世の中って案外狭い」→←第30話「隊服」

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