真選組の薬屋さんは愛され過ぎて狙われる 第伍錠目。【銀魂】

×××の一錠目。 ページ7

肉体を奪うと沖田は目を見開く。

沖田「…………テメエ、誰だ？」

『え？私はAですけど？』

さっさと殺して、ここの中心ぶっ壊すか。

手を振り上げると

ﾄﾞｼｭｯ!!!

『ん、……………近藤さん、か』

扉の入り口に近藤が立っていた。

近藤「Aを返せ」

近藤は私に刀を向けてくる。

『へぇ、Aを返せ、ねぇ…………ならさ』

体をバネのように使い近藤を殴る。

『自力でやってみなよ』

足枷を引き千切り、入り口の扉を吹き飛ばす。

『アルタナってのを暴走させればいいのか』

沖田「テメエｯ、待て！！！」









病院の窓を突き破り外に出ると真選組の連中が沢山いた。

*「取り押さえろ！！！」

『ﾁｯ…………』

久々の体だから動くのが難しい。

殺すか。

覆い重なってくる真選組共を吹き飛ばそうとすると、なぜか体が固まった。




「…………させないｯ……」

『まだ居たの？………お願いだから、死んでよ』

君が居たら、意味ないんだよ。

「私をどうしようと構わない。けど、皆を傷つけるのは許さないから」

お決まりの台詞。

私のこと、何も、知らないくせに。

昔のことすら、覚えてないんでしょ？

そんなやつに、

『いいから、出てけ！！死ねよ！！！』

Aを殴ろうとする。

すると、ｸﾞﾝｯと意識が引き戻される。









気が付けば、沖田が私に刀を向けてた。

沖田「どっちだ」

『どっち…………？ハハッ………意味分かんない』

フラフラしながら立ち上がる。

『私は、死神だよ』

沖田「そうかィ」

沖田の刀が私の頚を狙って落ちてくる。




ﾌﾞｼｭｯ



手に痛みを感じた。

見てみれば、なぜか、刀を掴んでいた。

×ｬｸ×××ｳﾆｼﾞｮ×ﾒ→←百五十一錠目。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す