真選組の薬屋さんは愛され過ぎて狙われる 第伍錠目。【銀魂】

百六十四錠目。 ページ32

金・銀「「うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！」」

二人が雄叫びを上げてぶつかり合う。

そしてとてもではないけど目に追えない速さでぶつかり合う。

きっと、感覚で戦っているんだろう。

私もなんとなくでしか目で追えない。

すると二人は土ぼこりを立て、見えなくなる。

見えたと思ったら、銀さんの木刀が金さんの頭を貫き、金さんの木刀が銀さんの脇腹に刺さっていた。

「銀さんｯ、きゃっ！？」

敵に操られているとはいえ、民間人。

傷付けるわけにはいかない。

月詠「A！！」ｷﾝｯ

「月詠さん！」

九兵衛「油断をするな！！来るぞ！！」

刀を構え直すと、ﾊﾞｷﾝｯと音がする。

振り返ると銀さんが金さんの頭をもいでいた。

そして銀さんは走ってどこかに行く。

新八「銀さん！！」

神楽「急ぐネ、新八！！」

新八君と神楽ちゃんが走ってビルの屋上に行く。

お妙「私たちも急ぐわよ！！」

「は、はい！」

私はお妙さんに引っ張られるようにして走った。









屋上に行くと、銀さんがいた。

金さんの頭を抱えて。




銀時「すまねぇ、お前ら。もう、テメェらに会えそうにねぇや…」


「そんなことさせません」

神楽「そうアル」

新八「今度は忘れませんよ」

お妙「ええ。もし忘れても、恨みっこなしよ」

銀時「………お前ら」

銀さんはﾌｯと、笑う。


そして、視界が光に包まれた。

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