真選組の薬屋さんは愛され過ぎて狙われる 第伍錠目。【銀魂】

陰の七錠目。 ページ22

『あ〜………なんでアタシは忘れてないんだァ！？』

たま「謎、ですよね………」

私は覚えてるのに、Aは覚えてない…………

たま「もしかして、ルナ様は『存在しない者』だからじゃないですか？」

『存在しない？』

たまはコクリと頷く。

たま「私の推測ですが、ルナ様は『仮の肉体』をA様の薬によって与えられてるだけで、精神だけの状態なのでしょう？」

『お、おう(なに言ってるんだ……？)』

たま「もっと分かりやすく言うと、卵かけご飯は白身は合わないけど、黄身は合う的なアレです」

『もっと分からねぇよ』

卵かけご飯で例えるなや。

『つまり、精神だけだと影響は受けないと…………』

たま「恐らく」

ん？なら、

『ならなんで、たまはなんで影響受けてないんだ？あと銀時も』

たま「私は機械(ｶﾗｸﾘ)ですので。銀時様は別に消さなくても全員の記憶を書き換えれば銀時様も精神的に抹殺できるので…………」

エグ。

『でもよ、なんで金時は全員の記憶消したんだ？別に消さなくても良くね？』

たま「主人公になるためです」

メタイ。

『夢小説だから主人公は違うけどな。』

たま「ルナ様メタイです」

アンタも人のこと言えないだろ。

どうすっか……………

金時「お困り事か？」

『ｯ！！！』

振り返れば、金時。

一人だけなら殴り殺せるけど。

『アンタが記憶消したんだな』

金時「何の事だか」

私は腰の刀に手を伸ばす。

実体になってしばらく経ってるから、戦えるようにはなってる。

すると何故かたまは刀を納めるように合図をする。

たま「逃げますよ」

『は！？え、ちょ！！』

たまは煙幕を投げて私の腕を引っ張った。









金時「あ、逃げちまったか……………」

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