真選組の薬屋さんは愛され過ぎて狙われる 第伍錠目。【銀魂】

陰側の四錠目。 ページ17

竹刀を受け取り構える。

土方「来いよ」

『分かった！』

土方「ｯ！！」

一蹴りで土方の間合いの内側に入る。

これだけ近ければ、振れないだろ。

と、思うと土方が足を掛けてきて、自分の体が浮く。

『おｯとと、危なｯ』

私はバク転的なやつをして、土方の首に足を引っ掛ける。

土方「ｸﾞｪｯ……！！テメッ……！」

沖田「土方さんがいやらしいこと考えてやがるぞ」

『うわ、女子の敵だ』

土方「考えて……ねぇ！！！」

『わぶっ！痛……振り落とすなんて卑怯だー』

土方「棒読みじゃねぇか」

棒読みで何が悪い。

『もういいや、真剣勝負な』

土方「最初からそうしろ…………」

『は？真剣だって言ってるだろ。刀寄越せ、か・た・な』

土方「はぁ！！？んなの出来るか！！」

『え、土方ビビってんの？』

土方「ビビってねェ！！！！」

『んじゃ刀、って』

「変なことしたら、消すよって言ったよね？」

『うぎゃぁぁぁぁあああ！！いだだだだだだだ、コメカミがいだだだだだ！！』

「土方さんごめんなさい………早速約束破ったからもう止めます」

『待って、私がやりたいって言ったらあいつOKしてくれたぞ！？』

「それでも駄目だからね！！！ということで試合は御預けです」

『ド畜生めが…………』

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