真選組の薬屋さんは愛され過ぎて狙われる 第伍錠目。【銀魂】

百五十四錠目。 ページ11

今、車に乗せられ将軍様の城に連れていかれてる。

将軍様の前で殺される、か。

名誉？不名誉？……………どう思えばいいんだろ。

悲しくもなければ怖くないし、嬉しくもない。

空っぽな心。

『虚』と言った方が良いだろうか。

ｶﾞﾀﾝｯと大きく車が揺れた後、止まる。

私は何も言わずに車から降りた。









将軍様の御前で私は頭を下げている。

周りには皆がいる。

結局、土方さんは目覚めなかった。

茂茂「A殿。このような再会、余は望んでいなかったぞ」

将軍様は悲しそうな目で私を見る。

「ええ。私も不本意ですが、私が蒔いた種。自分の不始末は自分で始末をつける。それが、武士と言うもの」

白装束で目の前には切腹用の小刀。

後ろには、灰色の髪の女性。

私は躊躇いなく小刀を持ち、お腹に向ける。

茂茂「……………安らかに」

腹に突き刺そうとした瞬間。









そよ「待って下さいっ！！！！！」

「え、」

そよ姫様！？

手の力が緩んでいるとそよ姫様は私から小刀を奪った。

そよ「兄上様！！もう一度考え直して！Aちゃんは悪くないわ！！」

うーん！！それ言っちゃダメだと思います！！

「そよ姫様、私のように身分の低い芋侍です故…………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

沖田「A、姫様と…………」

「えと、 そよ「はい！Aちゃんは私の友達ですよ！！」………」

終わった。(＾o＾)/

茂茂「A殿……………」

あ、死ぬｯ

これは不本意過ぎるｯ

まさかの、シリアス無視ｯ

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