八十七錠目。 ページ8
土方さんが居なくなって数日。
仮の副長として伊東が務めてる。
気にくわない。
あの人に従いたくない。
黒側の人間に従うなんてまっぴらごめんなんだよ…………
あ”ーーー……………
髪をぐしゃぐしゃと掻く。
イライラする………
「外の空気でも吸ってこよ……」
あ、竹林の辺り……そろそろ地雷がきれる時間かな。
ちょっと言ってみよう。
竹林に地雷を埋め込んだのは最近浪士達の目撃情報があったから。
地雷って言っても地雷じゃないけど。
一般市民は立ち寄れないからね。
「………………?血痕………」
道に血痕が残ってる。
触れてみると真新しい血。
…………動物ではない。
動物なら足跡を残すはず。
まさか………………
私は急いで血痕のあとを追い、竹林をかける。
山崎「伊東…………!貴様……浪士共と、繋がってたのかッ…………!!!!」
伊東「山崎君。君も馬鹿ではあるまい。もう少し考えたまえ。浪士達が居なくなってしまえば僕ら真選組は機能しない。僕らは上手くやっていけるはずなんだ。僕は局長を暗殺し、新しい真選組を作る」
山崎「ッ……………副長を切った、のは……真選組を新しく、ね………やりたきゃ、勝手に、やりなよ………俺はやめさせて、もらうわ…………」ズリッズリッ
伊東「死ぬ間際まで知らせようと前進する。安心したまえ。君は浪士に襲われて殉職したという名誉の称号を与えよう。………ああでも、必要ないか。君も、彼らもすぐに向こうへ行くのだから」
「それはアンタだよ!!!!」バッ
伊東「!?」
私は刀を出し斬りかかる。
キィンッとぶつかりあう音が竹林に響く。
そして山崎さんの近くにいた万斉を蹴り飛ばす。
「間に合って良かったですよ、山崎さん」
山崎「Aちゃん………なんで、ここが…」
「竹林に血痕があって真新しいから誰か襲われたと思って血痕を追ったんです。まさか裏切り野郎に出会うとは思ってませんでしたが」
伊東をキッと睨みつける。
「局中法度自ら破っていいんですかね、仮副長さん」
伊東「ああ。もう真選組は生まれ変わるからな。それに好都合だ。A君を鬼兵隊に渡すっていうこともしないとだしね」
「知ってるっつーの」
河上「A、晋助が主を呼んでおる。おとなしく来い」
「無理」
即答。
「千人斬りは勝てるか微妙ですが、そこの眼鏡ぼっちゃまは殺れるし。…………あと、後ろの隊士の皆さんも裏切りですか。家族と思ってた私が馬鹿でしたね」
数の利が向こうはあるけど、こっちは地の利がある。
どう切り抜けるか………
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近藤勲
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月影悠加 - いつも楽しみにしながら見てます!えっと、リクエストなんですけど、もし夢主が、キャラのことをお父さんと呼んだらどんな反応をするのかって言うのをお願いします!! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 680978c726 (このIDを非表示/違反報告)
輪切りナタデココ - 如月裕翔さん» 喜んでいただけて嬉しいです!またのリクお待ちしております!(`・ω・´>)シュビッ (2020年6月11日 22時) (レス) id: 9ee03643ba (このIDを非表示/違反報告)
如月裕翔(プロフ) - 神楽ちゃんかわいいっ!ありがとうございます!! (2020年6月10日 23時) (レス) id: 364751019e (このIDを非表示/違反報告)
輪切りナタデココ - 如月裕翔さん» 了解です!リクエストありがとうございます!! (2020年6月9日 16時) (レス) id: 9ee03643ba (このIDを非表示/違反報告)
如月裕翔(プロフ) - リクエストです!神楽ちゃんとの絡みがほしいです!! (2020年6月8日 22時) (レス) id: 364751019e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:輪切りナタデココ | 作成日時:2020年5月25日 22時