真選組の薬屋さんは愛され過ぎて狙われる 第参錠目。【銀魂】

九十七錠目。 ページ21

「ふー……疲れた」

薬の材料を取りに行く為に山までいってきた。

あと平賀さんやたまさんに頼んで手榴弾とか中身毒ガスとやつとか作ってくれることになったから冷蔵庫の毒持っていこ。

部屋を開く。

「………？」

机の陰から誰かの足が覗く。

恐る恐る見てみると。

「沖田さん！！？」

吐血して倒れてる沖田さんがいた。

冷蔵庫は開いているし………

何したの？

近くには液体が零れた試験管。

「………これ、毒のやつ………」

まさか、人の冷蔵庫勝手に開けて勝手に毒飲んだのか！！？

とりあえずなんとかしないと………

「沖田さん！しっかり！！しっかりしてください！！…！」

大きな声で呼んでも反応がない。

脈が弱まってる…………

手足も痙攣してるし、呼吸も弱まってる。

「体、冷たい…………」

相当の時間が経ってるんだ。

一刻を争う。

この毒は沢山の毒を抽出して出来たものだけど、仕組みは簡単だから解毒剤はすぐできる。

私は急いで解毒剤作りに取りかかった。









沖田「………………」

解毒剤を注射器で打った。

そろそろ効いてくる頃だろうから目を覚ますはずなんだけど。

沖田「…………ぅ……」

「おはよーございます、沖田さん？」

沖田「え、なんでそんな怖い顔してんでィ」

私は沖田さんの頬っぺたを両手で引っ張る。

「あのですね。部屋に入るなとは言いませんが、人の冷蔵庫勝手に開けて、勝手に飲めないでください？」

沖田「いたたた、あれ酒の匂いしたから、反射的に飲んだんでさァ」

「あのですね………せめて許可取ってください。あれ猛毒っていうか、普通なら一滴でも死に至りますから………」

沖田「！！？」

私は試験管を見せてそういう。

「これ、毒だけを抽出したものです。沢山の毒入ってるからあと少し遅かったら取り返しがつきませんでしたよ」

沖田「どんな毒だよ………」

「え、トリカブト、ミシュヤマゴボウ、ベラドンナその他もろもろです」

その後沖田さんの顔が青ざめたのは言うまでもない。
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『沖田が毒で死にかける』を書きました！
イメージと違うようでしたらすみません()

作者から。悲報(悲報？)→←ドSの五錠目。

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近藤勲

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