幻のブーメランスネイクがもたらしたもの… ページ25
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海「(何だ、今のは…? 無我夢中で打ったスネイクがネットの横を抜けた!?)」
どうやら自分でも何が起きたか分かっていなかったらしい
周りは見たこともない大技に盛り上がる
神「ハハッ へぇ…魅せるじゃねぇかマムシ じゃあこっちも」
リズムを上げるぜ♪
『クイックモーションからのサーブ…ふーん、そんなのも出来るの』
《ゲーム不動峰!チェンジコート》
一年「クイックモーション?」
乾「サーブのトスをあえて低く上げ、通常より早いタイミングで打つことだよ」
不意をつかれたな、と乾は説明した
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チェンジコートをしてから、海堂の調子が悪いのかミスショットを連発していた
《ゲーム不動峰!ゲームカウント3-0!チェンジコート!》
スネイクは効かないうえに、新技であるブーメランスネイクはまだ未完成
海堂はベンチの前に座り込む
『海堂…アンタ、ひとつの技にしか頼れないほど弱かったかしら』
挑発するように言った
竜「朔間の言う通りじゃ、海堂よ お前のテニスはどういうテニスだったかな?」
その言葉たちに火がついたのか、海堂は真っ直ぐな目を向けてコートへと向かう
『リズム君もここまでね』
乾「何かわかったのか?」
『彼の唯一の欠点は_体力がないことよ』
海「このままじゃ終わらせねぇ 絶対にだ!!」
神「…そりゃこっちのセリフだぜ」
現時点では海堂が不利、さぁどこまでやれる?
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接戦、この一言に尽きる
速さの神尾に、ねばりの海堂
両者共に一歩も引かず
越「やっぱり並のねばり強さじゃないっスよね海堂先輩、まだまだバテないもん」
『海堂がバテるのはまだ先ね』
海堂は息一つ乱していなかった
乾「早朝と部活後ランニング10km…前後ダッシュ50本×3、素振り1500回 etc…」
これなーんだ? と言いながらノートを見せる乾
そう、海堂はこのメニューを毎日欠かさずやっているのだ
しかもいつもの練習メニューの三倍以上である
「あと1ポイントが決まらねぇ!これで何度目のマッチポイントだよ!」
神「…全く…その根性には敬服するぜ」
息が切れている神尾が言った
そして神尾はサーブをし、ネットの前へ_
海堂はスネイクで返す
神尾のラケットの端に当たったボールはネットに引っかかりながら海堂のコートへ_
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無糖(プロフ) - 白さん» わああ!ありがとうございます!嬉しいです!更新頑張ります!! (2020年7月30日 10時) (レス) id: eb829fd00a (このIDを非表示/違反報告)
白 - 凄く面白くて夢主ちゃんも凄く可愛いくて大好きです。これからも更新頑張って下さい!応援してます^ ^ (2020年7月29日 20時) (レス) id: d299243d91 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - カリンさん» 了解しました!応援ありがとうございます!頑張ります!! (2020年7月25日 18時) (レス) id: eb829fd00a (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - 無糖さん» なるほど…!機会があれば朔間兄弟出していただけると嬉しいです…!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年7月25日 12時) (レス) id: 85cfcf0d25 (このIDを非表示/違反報告)
無糖(プロフ) - カリンさん» 一応考えてます!零さんよりちょっとだけ日光に強いくらいですかね…!血はウェッってなっちゃいます笑 (2020年7月25日 9時) (レス) id: eb829fd00a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無糖 | 作成日時:2020年7月16日 7時