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夜兎ガールと港の倉庫 ページ13

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潮の匂いが鼻腔を掠める寂れた倉庫街の一つに3つの人影

空は墨でも零したように黒く
たっぷりと肥えた月は雲に隠れて見えない


そこに居る人は

1人は膝を抱え

1人は脚を組み本を読み

また1人は







買ったばかりのおでんを頬張っていた←

「Aちゃん⋯⋯良く食べれるね」

さっきあんなに茶漬けを食べたのに⋯⋯
と中島がそっと尋ねた

『んーそうかな?ヨコハマのご飯はみんな美味しいからネ』

「そう云う問題なの?」

『うん(キッパリ』

「」

顔の横にキランッと星を見せた私に中島は言葉を失った


え悲しい←

「⋯⋯本当にここに現れるんですか?」

「本当だよ」

即答した太宰の言葉に中島は冷や汗を流す

当然だろう。
自分を狙っている人食い虎が現れると云うのだから

「心配いらない。虎が現れても私の敵じゃないよAちゃんも居ることだしね。
それにこう見えても《武装探偵社》の一隅だ」


⋯⋯⋯本当にそうなのだろうか?
私は首を傾げた

確かに此奴は頭は切れる探偵社NO.2の頭脳派だ
しかし、此奴は戦闘系だと滅法弱い

だから私が連れて来られたのは納得出来るが
先程の太宰の言葉は彼自身でも虎に勝てると云っているようなものだ


おでんを食べ終え、番傘の状態を確認しておく
若しもの場合は2人を守らなくてはならないからだ


私が物思いにふけている間に話は進んでいたようだった

太宰が天窓へ顔を向け、月を見上げる

「却説──




そろそろかな」


その刹那_______________


ガタン

「!」

倉庫に大きな物音が響いた

「今⋯⋯そこで物音が!」

「そうだね」

「きっと奴ですよ太宰さん!Aちゃん!」

「風で何か落ちたんだろう」

興奮している中島に対して太宰は冷静に返す


しかし

「ひ人食い虎だ僕を喰いに来たんだ!」

『落ち着きなヨ中島』

「そうだよ敦君。それに虎はあんな処からは来ない」

「どどうして判るんです!」

中島は食い気味で太宰に尋ねた

「そもそも変なのだよ敦君」

夜兎ガールと虎の真実→←夜兎ガールと人食い虎の確保



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ほかほかゴハン(プロフ) - ここなさん» ご指摘とアドバイスありがとうございました。私がテスト勉強の現実逃避で考えついたネタでしたので、深く調べなかったことに深く謝罪致します。ですが、これからもこの作品は続行していきたいと思う所存でございます。何卒これからも応援と愛読をよろしくお願いします (2018年4月30日 8時) (レス) id: 2c3901b695 (このIDを非表示/違反報告)
ここな - フォレストを散策(笑)していたら類似作品を発見いたしました。自サイトでも公開しているなら、はじめの注意書きに書いといた方が良いと思いますよ!!連載開始日もフォレストの方が早いのでパクリを誤解されたのではないでしょうか…?いつも素敵な作品感謝です! (2018年4月30日 7時) (レス) id: 2c732a6e8a (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかゴハン(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます!社長は夜兎ガールの保護者ですね。はい←もうお父さん状態です(笑)夜兎ガールの好きなものに社長があるのでファザコン疑惑があります。 (2017年8月19日 17時) (レス) id: 1e8dceb723 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - それで、質問なんですけど、社長って夢主のことを恋愛対象で見てるんですか?それとも、保護者的な立ち位置何ですか? (2017年8月19日 17時) (レス) id: 81354238c9 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 凄い面白かったですっ!! (2017年8月19日 17時) (レス) id: 81354238c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほかほかゴハン | 作成日時:2017年6月18日 15時

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