【銀魂】無表情な俺と正反対な周囲逹【男主】

第７魂 ページ7

「ああ。自己紹介が遅れたな。
俺の名は、星海坊主だ。よろしくな」


荒れた廊下を歩きながら、人の良さそうな
笑みを浮かべる星海坊主先生。行動は、アレだが良い先生みたいだ。


『……星海坊主、変わった名前ですね』


字は違うが、海に住む妖怪と同じ名前だ。確か特徴は、大きくて青くてツルッとした頭の──


「一ノ瀬ェェェェーッ！ 誰の頭がツルッとしたズルムケ電球妖怪だってェェェェ！？」


『一言も言ってませんが……』


この人は頭の事になると、耳が可笑しくなるらしい。


「気のせいか？ 今、確かに。ツルッと聞こえたんだが……」


顎に手を添え、ウムと唸る担任。


『それより、教室はまだですか？』


何とか、この人から話をズラそう。


「んだとォォォォ！？
誰の頭がズレそうだってェェェェーッ！？」


『…………はあ』


良い先生に違いはないのだろうけど、思ったより、面倒くさい人だった。

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