第44魂 ページ44
『……その彼と、よく行動していたから。仲間に間違われる事も、少なくは無くてな。
それで、絡んでくる不良を片っ端から返り討ちにしていたら、いつの間にか慣れたんだ』
不幸中の幸いとは、まさにこの事である。そんなAの答えに思わず、唖然とする阿伏兎と云業。
だが、神威だけは嬉しそうに口を開いた。
「Aが喧嘩に慣れるほど絡まれるって事は、その幼なじみも結構強いんだね!」
『…………その幼なじみ[も]?』
──アレ、もしかして
俺も強い中に入れられているのか。
「で、どうなの!? その彼は、結局のところ!」
キラキラした目で聞いてくる様は、
子供のように愛らしいが、内容が可笑しい。
Aは、少し後退りながら答えた。
『……そうだな、神威と同格か。それ以上の実力だと思う』
「本当!?」
『ああ』
「じゃあ、今度。その彼に会わせてヨ!」
想像しているのか、両頬に手を添えてニマニマとする神威。Aはそんな彼の三つ編みを
──クンッ
「うおっ!?」
軽く引っ張った。神威はガクンッと後ろへ傾く。
『喧嘩目的なら、
俺の幼なじみに合わせるつもりはない』
「え〜、何で!?」
『アイツには、迷惑を掛けたくないからだ……』
冷静な声音で言われ、神威は「ケチ」と言いながら、編まれた髪の付け根をグイッと抑えた。
「……それより、何で俺の髪を引っ張ったのさ。俺、Aと違って手入れや枝毛のケアをするの大変なんだよ?」
無駄に女子力の高いイケメン。
『……神威って、女みたいだな』
「んなッ!? ソレ、女顔のAだけには
言われたくなかったヨ!」
『いや、神威も人の事を言えないだろう』
「俺は、母さん似だからいいのー!」
冷静で綺麗な顔立ちのAと、明るくて可愛い顔立ちの神威。何もかもが、正反対な二人である。
阿伏兎達に取っては、どちらも女顔のため。ツッコみようが無いなと思っていた。
「何でも良いから、とっとと質問タイムに戻ってくれや……」
そんなこんなで、
一問目は阿伏兎の仲裁で終了する──。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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綿貫(プロフ) - レンジさん» ありがとうございます!コレからも、起承転結をメリハリを付けていくのでヨロシクお願いします♪ (2014年10月14日 8時) (レス) id: 47b4b0da20 (このIDを非表示/違反報告)
レンジ(プロフ) - 面白いです!(*`∀´*)これからも頑張ってください!(^-^) (2014年10月13日 20時) (レス) id: f12d706a63 (このIDを非表示/違反報告)
綿貫(プロフ) - メーア=シュネー@独露典領《小型戦艦海雪》さん» ですよね←目が回りますよね (2014年10月13日 17時) (レス) id: 47b4b0da20 (このIDを非表示/違反報告)
メーア=シュネー@独露典領《小型戦艦海雪》(プロフ) - 確かに頭の中が数式だらけになりますよね← (2014年10月13日 9時) (レス) id: dcebb3bde5 (このIDを非表示/違反報告)
綿貫(プロフ) - 蟲師のギンコと申します。さん» ありがとうございます。この夢主くんは、俺の好きな性格を混ぜて作ったキャラなんです。後、イメージも。後々、色んな設定も出てくるのでご期待下さい! (2014年10月10日 8時) (レス) id: 47b4b0da20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綿貫 | 作成日時:2014年9月18日 9時