第16話 ページ20
『はぁ〜』
「まさか今日も授業に出るとはな」
『昨日よりは楽だよ。』
「少しずつ体が慣れてきたんだろう」
『そうかもね〜』
「…」
『ねぇ。』
「…」
『ねぇ!』
「…」
『銀時!!!』
「どうしたんだ?銀時のやつ」
『朝ちょっと喧嘩?しちゃったからだと思う』
「ちょっと喧嘩しただけで口もきかねぇのはどうかと思うぞ?」
『だよね』
『なんで銀時あんな根に持つの?』
「さぁな」
『くそ銀時。』
「誰がくそだ!」
「人が黙ってると思えば、言いたい放題か!!!」
『銀時が喋った〜!』
あまりの嬉しさに銀時に抱き付いた。
「なッ、なんだよ!」
銀時の顔は赤くなっていた。
私は腕に力を込めた。
「いてぇよ!」
銀時は私を振り払おうとするが、
私はしがみつく。
照れている銀時が面白かった。
普段じゃこんな顔見れない。
「放せ!」
『嫌だ〜』
「おい…」
『仕方ないなぁ〜』
「仕方なくねぇからな?」
『あ、そうだ。』
「無視かよ…」
『朝見えにくいって言ったじゃん?』
「あぁ」
『朝から変わんない…』
「目が悪くなったんじゃねぇの?」
『え?でも私目が悪くなるようなことしてないんだけど…?』
「知るか。」
「A、目が悪くなったのか?」
『そうらしいんだよね…』
「俺達の顔はハッキリ見えるか?」
『ほんのちょっとぼやける…』
「この距離でか?」
『うん…』
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高杉るな - この作品はちょっと切なくて、良いですね!(いきなりすみません)あと作者さんが一生懸命(?)なのが分かります!更新、楽しみにしてます♪ (2017年11月28日 17時) (レス) id: 264bb20a3e (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» ありがとうございます! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - 夜空 星月さん» はい…。夢主には終わりがあります。余命と言う言葉があるなかでも皆さんの心が温まるような話に出来たらと思っています。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
甘党。(プロフ) - ムクロさん» 提案ありがとうございます!松陽先生の傷は盲点でした…。これから先この作品に生かせたら是非使わせて頂きたいです…!ありがとうございます。 (2017年11月26日 16時) (レス) id: 95933b74ce (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 更新頑張ってください (2017年11月25日 14時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘党。 | 作成日時:2017年3月31日 13時