3989話 吉原潜入捜査篇2↓ ページ8
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晴れ渡る空が淀み始めるまで、あと僅かといった所だろうか。まあ、それを肌で認識することとなるのはまだまだ先の出来事である。
燦々と煌めきやがる太陽が町中を闊歩する人々をこれでもかというくらいに照らしつけ、さっぱりとしてどろどろとした夏を味わうのを強制してくる、とある今日。私は、土方さんと近藤さんと共に吉原にある『ひのや』という茶屋を目指していた。
「日輪さーん!・・・・・・って、あれ?」
やっとの思いで到着して、ひょこっと顔を出せばそこには見覚えのある先客三人が団子を頬張っていて。しかも揃いも揃って「げッ」なんて顔をしているし、隣を見れば土方さんと近藤さんまで眉間に皺を寄せている。
「どうして旦那達が居るんです?」
坂田「そりゃこっちの台詞だ。なに堂々とサボりに来てんだよ、もういい加減さっさと税金返せよなマジで」
神楽「銀ちゃんの言う通りアル!この団子を奪い取ろうったってそうはいかないネ!!」
「待ってください!私達はサボりに来たわけでもお団子を強奪しに来たわけでもありませんって!!お仕事!!お仕事しに来たの!!」
いつでもどこでも真選組を見るとすぐに喧嘩腰になる万事屋三人衆にそう言い張ると、新八くんは「お仕事?」と首を傾げた。私は君の、強引に話を進めてくれるそういうところが好きだよ。
騒々しい店内に違和感を覚えた様子の日輪さんが、車椅子を操作して漸く店の裏から登場するので挨拶をし、「私達は日輪さんと仕事の打ち合わせに来たんです!」と今度は胸を張った。
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堕天使(プロフ) - 桜匁さん» おはる!!!返信遅くてごめんね、ありがとううう!!!!!もう夏といえば強化合宿、よりも夏といえば金太郎で行きます女隊士は(白目)コメントくれるだけでとんでもなくうれぢいよッ心からいつもあじがどヴと言いたいらヴ、期待に応えられるように頑張りまくるね!!!!!! (2019年6月7日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - 私に出来るのは、これくらいの事しか無くて申し訳ないけれど、これからも更新頑張って!!! 毎度毎度の如く、応援してます!!! 最後に言わせて下さい。「この小説最高ッーー!! 尊すぎるうううう!!!」()。毎度の長文とお目汚し、失礼しました〜! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - ててて、てんちゃん!!!!! ついに、ついに!! 続編おめでとうございます!!!! 相変わらず、神谷ちゃんが天使。通常運転でニヤニヤしてしまいました……!! 金魚の金太郎(三代目)ですね、私も取りに行きます。(真顔)。 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2019年5月21日 21時