【銀魂】女隊士と愉快な仲間達８５

３９９０話 ページ9

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「さあ、つーわけなので関係者以外は帰った帰った！」



そう言ってその場から立ち退くように誘導してみようとすると、日輪さんが「ちょっと待ってくれるかい？」なんてそれを止める。何やら理由がありそうな表情が浮上しているのに気付き、尋ねると。



日輪「実はね、例のことを晴太が万事屋に相談しちまったみたいなのさ」

「え、晴太くんが？」



聞くところによると、今回の事件についていち早く危機感を察知した晴太くんが、力になろうと万事屋に駆け込み、依頼をしたらしいのだ。「あちゃあ」と頬をぽりぽりと掻けば、張本人が厠から戻ってきて「A姉さん！」なんて無邪気に走り寄ってくる。



「こんにちは、久しぶりだね晴太くん。元気してた？あれ、ちょっと身長伸びたんじゃない？」

晴太「ホントに！？」



嬉しそうに笑顔を作る晴太くんの頭を撫でると「幾らガキが先に依頼したからって、万事屋が捜査に加わることは認められねェ」と土方さんは正論を並べ立てた。数時間ニコチンを摂取していないとすぐこうなるので、喫煙も考えものである。



神楽「待つアル、トシ！晴太はもうこの事件を解決してくれたらシュッケバライで酢昆布一年分払うって約束したネ！！」

新八「出世払いね。晴太くん出家しないから、出家払いなんて聞いたことないから」

「神楽ちゃん、酢昆布なら私が百年分でも百万年分でも買ったげるよ。だから申し訳ないけどこの件からは手を引いてくれるとありがたいなあ」



先程とは打って変わって、しょぼんと落ち込んでしまった晴太くんと神楽ちゃん。可哀想に思えてくるが、今回ばかりは仕方ないのである。何せ今回の事件は、ちと厄介なのだ。



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