【銀魂】女隊士と愉快な仲間達８５

４００８話 ページ27

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敵は、丸二日反抗に及ばなかった日がないらしい。
つまり理論上、今夜は確実に現れるはずなのだ。補足だが昨晩は、誰も被害に遭っていない。怪しい客はチラホラ居たものの、睡眠薬男には勝らないだろう。

昨日のこともあってか、私を捜査から外そうとした土方さん。しかしただ単に不注意で薬を流し込まれただけなので、「そのようなヘマはしない」と約束して参加を許可してもらった。

･･････夜。昨日と同じ部屋で、私は客を待つ。



「ゲームしたい」



暇すぎて思考回路が馬鹿になりつつある頃、時間の経過が遅過ぎて一周回って時が止まっているのかも知れないと思い始める。ならばゲームでレベルを上げまくれば、時間無制限に経験値を稼ぎ続けられるのではなかろうか。そんなボーナスチャンスを逃すのは非常に痛いので、せめて仕方ないと思えるくらいの仕事を私に与えて欲しいところである。



「土方さーん見てるぅ？」



監視カメラに向かって手を振り、変顔をするという奇行に走っていれば、暇を持て余した私のしりとり相手になるために部屋へと乗り込んできてくれたりするやもしれん、と考えた。そんなこんなで遊んでいれば、突然プツリ。電気が消えた。



「あり、停電？」



確かめに行こうと扉の取手に手を掛けるが、



？「開かないよ」



振り向いても何も見えない闇の中。私は、再び眠らされることなった。



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