3836話 ページ43
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三日目の朝を迎えた。今の段階でこの職が板に付いてきた人間は見当たらなかったが、とっつぁんは実に満足をしていると近藤さんから聞いて、夏の長さと複雑さが同時に身に染みる。
昨日、私が厠から自室へと戻ると、丁度ヤガミンが俯いて部屋の隅で蹲り、坊やが宿息子に怒鳴られている場面に出くわした。どうしてこうなったかは、容易く想像が出来たので、敢えて触れずに会議を続行。後にこっそり両者の言い分を聞こうと決めた。
「今日は、昨日考えた作戦を実行して、活動拠点を見つけます。桃太郎は引き続き居ないけど、気にせず頑張ろうね」
両者は予想通りの発言をしたので、三手に別れて捜査をするつもりだった作戦を少しだけいじり、二手にする。どちらにしても桃太郎不参加により、双子から目を離せなくなったので、ヤガミンを北の幼馴染コンビの中に突っ込む事に。
「注意点を改めて確認します。必ず、拠点を見つけたら先に私に連絡をすること。そして速やかに、その場から離れること」
宿息子「了解です」
「何かあっても、渡した携帯で連絡してね。すぐに駆け付けるから」
これはまさに、はじめてのおつかいに送り出す親の気持ちだろう。いきなり言うことを聞かない自由奔放な六人の子供が増えるだなんて、子育て経験皆無の私からしてみればハード中のハードだ。
「良い?私は、いつでも君達を守るからね」
そうして、一同は動き出したのだった。
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堕天使(プロフ) - リョさん» ありがとうございます、ご期待に添えるかどうかはわかりませんが、自分なりに頑張ってみようと決意しました、応援よろしくお願いします、(;;) (2018年10月24日 18時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
リョ(プロフ) - このお話本当に大好きなのでこれからもずっとずっと読み続けたいです(>_<)更新待ってます(^ ^)! (2018年10月24日 0時) (レス) id: 7bd47f200d (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - めええいさん» ありがとうございます、!私も読んでくださる貴方が大好きです、これからもよろしくお願いします! (2018年10月23日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - かんなさん» ありがとうございます…、気長にお待ちください、頑張ってみます! (2018年10月23日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 鳥夢さん» いつもいつもいつもいつも、本当にありがとうございます。私も今、めちゃくちゃお腹すいてます、バイト中お腹なりすぎて、お客さんに変な目で見られました、仲間ですね、(違う) (2018年10月23日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2018年10月22日 22時