【銀魂】女隊士と愉快な仲間達８１

３８０４話 ページ11

.



取り敢えず親睦を深める事に越した事は無いと思い、食堂へと足を踏み入れる。屯所内を案内するよりも先に、女中さんがせっせと朝食を作るこの場を借りて、しっかりと面と向かって話そうと思ったのだ。

自己紹介も兼ねて、ざっくりとメンバーを紹介しよう。まず班長となる私と推薦枠を勝ち取った反抗期坊や。そしてその幼馴染の宿息子だ。



坊や「･･･ま、よろしく」

宿息子「おま、きちんと頭下げれやな！ったく･･･あー、えっと、宿息子って覚えてください。宜しくお願いします！こっちはボーヤで良いんで！」

坊や「よくねェよ！俺にゃきちんと名前が」
宿息子「じゃあ次お願いします〜」

坊や「オイ！！」



次に、何と桃太郎である。
この中だとすっかりベテランヅラをしていらっしゃるコイツだが、私からすればまだまだ下っ端。ここだけの話、桃太郎を指導係に一つ仮チームを結成しようという話が持ち上がったくらい、彼は優秀。

しかし、もしも仮入隊期間の内にA班が上手いこと運び、本格的に指導するなんて事が起きた時に、第一線で活躍出来るコイツが居た方が何かと都合が良いと話がまとまったそう。



桃太郎「えー、百瀬です。姉貴にしか桃太郎と呼ばれたくないので口に出さないでください。そして、姉貴に指一本でも触れたら命は無いと思ってください。宜しくするつもりはねーが、宜しくお願いします」

「彼の事はハズカシタロウと呼んであげてね」



.

３８０５話→←３８０３話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す