【銀魂】女隊士と愉快な仲間達７５

３５３５話 ↑ ページ24

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キスの日。それは、悪魔の日。
来年からのこの日は、私にとっては厄日である。
携帯電話の命日でもあり、社会的に生かすも殺すも沖田次第という、とてつもない命運を握られた日でもある。



「全てがパッションに満ちてたよ･･･ったく」

桃太郎「色濃い一日でしたね、寒気がします」

「全てはお前のせいだかんな。お前が映画になんか誘うから」

桃太郎「まだ言うんスかそれ。もう良いじゃないスか」

「私は一生根に持ちます」

桃太郎「さっさと芽を摘みたいっスね」



箱に未だに残り続けるパッションフルーツは、そろそろ限界に近付いていたようで、少々傷みとして現れている。だが、ゲーム仲間が必死に育ててくれたこれを無駄にするなんてそんな無慈悲なことは出来ないので、桃太郎に食べてもらっていた。



桃太郎「パッションフルーツ大食い選手権なら勝てそうな気がしてきました」

「優勝賞品もパッションフルーツだろうね、それ」

桃太郎「･･････あねき、」

「どうした。まだあと二十個あるぞ」

桃太郎「は、吐きそ･･････」



キスの日。それは、悪魔の日。
そして、桃太郎が大量の吐瀉物を噴出し、数日間寝込んだ日としてカレンダーには記載されたのであった。



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