３４０６話 ページ39
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突入の合図は、伝達役の隊士が持っている懐中電灯だ。辺り一帯の静けさ、暗さを利用して二回点滅させる。その瞬間に、作戦は始まった。
土方さんらが、お決まりの台詞を吐いて突入して行く声が響き渡る。近隣の住民は真選組に協力してもらい、被害が拡大しないよう避難させているとか。
「･･････こわい」
頭の中で、何度も繰り返される声。
何度も、何度も何度も何度も。
嫌になってしまうくらいに、それはそれは何度も。
恐怖におののき、命乞いをし、殺される。
果たして、これに何の意味があるのだろうか。
「･･･こわい、こわい」
怖かった。一番私が怖がっていた。
今から斬られる誰かより、恐らく一番私が。
逃げて、逃げろ、逃げたい。誰よりも、誰よりも逃げてしまいたかった。隠れてしまいたかった。膝を抱えてしまいたかった。耳を塞ぎたかった。
──殺されてしまいたかった。
「姉貴！！」
"「姐さん！！」"
自分に降り注ぐ言葉が、自分に降り注がれているものだと自覚するには視覚情報も必要となってくる。今の私にはそれが無かった。
目を塞がないと、閉じてしまわないと、ずっと何かがあった。居た。血に染まる仲間や、痛々しく泣き喚く仲間や、楽しそうに笑う仲間が。
正確には、閉じてしまってもずっとこびり付いて離れなかった。でも、せめて閉じれば軽減されるだろう、なんて浅はかな考えの元、閉じていた。
「こわい、こわいこわい、こわい･･･！！」
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堕天使(プロフ) - limeさん» 了解致しました！必ず神威、出します！楽しみに待っていてください(^^) (2018年6月9日 18時) (
レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ご心配と温かいコメント、本当にありがとうございます！この通り、元気に生きてます。無理をしない程度にこれからもちんたら更新致します。でろんでろんのシリアスソースを綺麗に舌で拭い取り、余すことなく胃に入れて、胃が痛くならないよう祈ってます。 (2018年6月9日 18時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
青柳(プロフ) - シリアスソースでろでろで、なんかもう、お疲れ様です。神谷ちゃん、、、。更新頑張ってね！！！ (2018年5月28日 23時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
神薙(プロフ) - あんな時間にお疲れ様です。タコに感情移入しまくってます。シリアスソースかけすぎて胃もたれが.....っ！タコと桃太郎の会話が見られないと思うと辛いですけど、これからも読み続けます！お体に気をつけながら頑張ってください！ (2018年5月28日 3時) (レス) id: 6a534b2023 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - お体大丈夫ですか？無理しないでくださいね。更新、本当にありがとうございます。更新通知がきた瞬間、目がギョッ！と開きました笑 (2018年5月26日 7時) (レス) id: cedf881a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使
| 作成日時：2018年4月12日 18時
