【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６９

３２５３話 ↑ ページ20

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「雪合戦しましょう！！」



一月三十一日。
早々に、十二ヶ月ある一年の一つが過ぎてしまった。忙しない毎日を送り続け、気付けばそんなに月日が流れた訳である。いつも思うが、時間は本当に恐ろしや。

真選組は、通常運転と言えるところまできた。
近藤さんは局長とストーカーを兼任、土方さんのマヨネーズとニコチン摂取量は異常という名の平常、沖田の副長暗殺計画も再開され、去年と変わらない日常を送る事が出来ている。

そして、それと同時に朗報が生まれた。



土方「あ？雪なんてもう･･･」

「そういうと思ってましたので、近くの貯蔵庫を貸し切って、屋内冷却保存をしておりました！！」

土方「究極の馬鹿だな！！」



高崎を、本格的逮捕に向けての運動が決着までに至りそうなのである。とっつぁんと近藤さんの必死な活動により、あと少しで上が頷きそうなのだとか。

私が思うに、まだもう暫く事態が変化するのに時間が掛かりそうではあるのだが、見て見ぬ振りを続けていたお上がそういった考えを示すのは、喜ばしい。



「だって、雪合戦納めすら出来なかったんですよ！？はやくやらないと、夏が来ちゃうじゃないですか！」

土方「必要無ェから雪合戦納めなんて言葉が無ェんだよ！！馬鹿かよ！！コイツ馬鹿かよ！！」

「正月なーんにも出来なかったんだから！おせちだって食べてないんですからァ！！縁起が悪い！！私達、厄を落としきれてないんですよ！？危険です危険！！」

土方「理屈が意味不明過ぎて笑えてくるわ！！そんなのしねェで仕事をしろ！！テメェの厄なんて知ったこっちゃねェわ！！」

「雪合戦納めせずして厄を語るのは神様もお怒りです。今年こそは雪合戦に始まり、雪合戦で終わりたい･･･」

土方「･･････もう、良いからさっさと始末書出せって」

「だ、だって雪保存する為の費用、真選組の経費で」
土方「切腹ゥウウウ！！」



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