【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６９

３２７７話 ページ44

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☆ 土方side ☆



「あの･･･」

土方「ンだよ」

「お嬢様は･･･？」

土方「知るか」

「知るか！？」



総悟が急に部屋へ訪問して来たと思えば「応接間へ迎え」と命令口調で言い放つし、かと思えばのAの居場所を聞いて、何かに気付いたように走って消えるしで、困り果てているというのに。

気になったので応接間へと一応、来てみれば。
合宿の時に世話になった、じいさんが居た。



土方「大体Aがどうしたんだよ、お嬢様がどうしたってんだよ。何も知らされてねェんだよこちとら」

「は、はぁ。けれども私めはお嬢様にとある用事がありましてですな」

土方「だからそのお嬢様も朝から行方不明だっつってんだろ。居場所なんてこっちが聞きてェわ」

「やはりですか･･･」



意外にも動揺する様子は無く、寧ろ納得したように顎に手を当てる。全く以て意図が掴めず、仕事を放棄して朝っぱらから行方をくらましているAに苛立ちすら覚えた。

今のところ、サボって何処かへ向かった説が最も有力である。アイツはそういうヤツだからだ。



土方「総悟の奴もどっか行っちまったしよォ･･･どいつもこいつもどうしてこうなっかな」

「私めのお嬢様センサーが壊れた訳では無かったという事が分かっただけで有意義な一日となりましたが、問題はお嬢様が現在何処に居らっしゃるのか･･･」

土方「･･････」

「因みに私めに搭載されておりますお嬢様センサーは地球から木星までの距離くらいなら楽々反応するのですが、今朝の四時三十七分からパタリとそれが途絶えてしまったのです」

土方「･･････」

「お嬢様がこの地球に生まれ経ってから一度もそのセンサーが途絶えたことなどありませんので、あ、勿論弱まった経験は多々ありますがその度に私めが見つけ出して」
土方「うちの局長にバトンタッチするので、少し黙っていてもらえますか」



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