【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６９

３２７４話 散歩日和はじいや日和篇↓ ページ41

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☆ 沖田side ☆



散歩日和という人も居れば、昼寝日和という人も居るだろう。そんな気温と晴天に、結構清々しさを感じていた朝、どうしてか俺が隊士に案内されたのは応接間だった。

客人なら客人としての紹介がある筈なのだが、特に何を言われる訳でもなく。激しい嫌な予感を肌でビシビシ感じつつ、襖に手をかける。



「あ、貴方は･･･！！」

沖田「･･････っと、誰だっけお前」



既視感ばりばりのジジイを目にし、絶妙なもどかしさを得た。正直、歯痒くて気持ちが悪いので、この数秒間の記憶を頭から抹消したい。



「いつもお嬢様がお世話になっております･･･！」

沖田「･･･あー、」



確か、じいやとか何とか。
Aさんから慕われているお世話係。頭のネジがぶっ飛んでいるあの女を、首も座っていない時から尽くしまくったこのジジイの頭が正常だとは、個人的には思えない。

今まで何の意識もしなかったから、何の感想も口にはしなかったけれど、こうやって二人で会うとしっかりとぶっ飛び具合を計測している自分がいた。



沖田「･･･何の用で？」

「じ、実は･･････お嬢様に伝えたい事があって足を運んだのでございます！！」

沖田「いやそれは知ってる」



ぶっ飛んでいるというよりかは、面倒臭いが適切な表現方法なのかもしれない。



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