３２１７話 ページ32
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☆ 土方side ☆
急いで駆け付けた大江戸病院では、頭に包帯を巻いた山崎が悔しそうに俯いていた。『襲撃に遭い、Aが攫われた』という少ない情報で戸惑っていた自分が、それを見る限りの状況を悟り、更に焦りを増したのを感じる。
俺に気が付いて、土下座でもする勢いで頭を下げた山崎は「俺が不甲斐ないばっかりに･･･！」と拳を作る力を強めた。今、コイツを責めたとて、謎の攫われ体質であるアイツは返って来ない訳なので、ぐっと堪える。
土方「詳しく教えてくれるか？」
山崎「･･･はい」
何事も冷静さを失ってしまえば、空回りをするだけだ。信頼出来る隊士が一人、また一人と減っている現在、誤った判断をすれば痛い目を見るのは自分である。
山崎が口を開いた時、丁度のタイミングで総悟が到着した。
沖田「山崎、テメェ･･･ッ」
土方「総悟！！コイツを責めたってしゃあねェだろ！･･････責めなきゃなんねェのは、寝返りやがった米澤共だ」
山崎「すいません！！俺が、俺がAちゃんを屯所から連れ出さなければこんな事には･･･！」
土方「俺はンな事ァ聞いてねェ。何があったのかだけ話せ。詫びは、全てが終わったらたっぷりさせる」
ギリリと奥歯を強く噛み締めた山崎は、その場に訪れた隊士･･･いや、寝返った内通者達の名前を一人ずつ挙げる。そして「今言った彼らは、黒です」と最後に一言告げた。
グレーが黒になった瞬間。これが一番の残酷だ。
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堕天使(プロフ) - 今回のシリアスは、話が話なだけに皆様の反応が心配で心配で、コメントを見るたびに励まされて頑張ろうってなって、なのに更新しないでコメ返もしないで放置して…反省します。これからもハラハラドキドキさせられるように、頑張ります！！！！よろしくお願いします！！ (2018年3月19日 14時) (
レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 要約するとひたすらありがとうでいっぱいです。ありがとうございます。コメントが来る度にちらちら見てました(何故返さない)リクエスト、了解致しました、それこそ遅くなりそうですが気長にお待ちください…(頭抱え) (2018年3月19日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 皆様、たくさんのコメントありがとうございます！そして、返信するのが遅すぎて一括でやるはめになってしまって申し訳ございません。一人一人返したいのは山々なのですが、連続で操作すると占ツク自体が重くなりそうなので今回は気持ちだけお家に訪問してるつもりで… (2018年3月19日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
千鳥(プロフ) - 文字数ギリギリの長文失礼しました。 (2018年3月6日 17時) (レス) id: 042eec4381 (このIDを非表示/違反報告)
千鳥(プロフ) - タコおおお！！！名前がない隊士が死ぬのとは訳が違う！死なないでえ！またタコ男も含めた真選組のギャグが見たかったァ！これだけ長い小説だからこそ読者である私達もオリキャラへの愛が生まれて、死んだ時の悲しさが増すんだろうなって思ったよ。続編楽しみにしてる！ (2018年3月6日 17時) (レス) id: 042eec4381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使
| 作成日時：2018年2月10日 17時
