【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６７

３１６９話 ページ32

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「で、何か分かったんですか」

土方「･･･いや、全く」

「まさかの成果なし？何してたんですかマジで」

土方「居眠りこいてたテメェにだけは言われたくねェ」

「起こさなかったのはそっちです」

土方「病人だからって調子に乗んなよ」



捜査資料なるものを元あった場所に戻した土方さんは、切羽詰まっているのか何故この部屋にあったのかを疑問に思わなかったらしい。上司をからかう事によって元気を取り戻して来た謎の体質の私は、それを問う。



土方「田本が調べてたから、じゃねェのか」

「それは無いと思います。田本くんは文字を見るのが大嫌いでしたから」

土方「開き直ってやがったのか」

「仲の良かった桃太郎によく仕事を頼んでましたもん。朝食のおかず一つやるから資料纏めてくれって。快く了承してましたよ、アイツは」

土方「報酬が見合ってねェだろ。本当に百瀬のパシリ精神は半端じゃねェな」

「私の仕事もやってくれますからね」

土方「オイ」



つまり、田本くんの部屋に捜査資料があるなんて有り得ないのである。しかも都合良く過去の爆発テロ事件に関しての物だなんて、流石に話が出来過ぎている。

そもそも、田本くんの部屋には爆弾が仕掛けられていた。要するに、可能性が高いのは"事情によりどうしても捜査資料を見なくてはいけなかった"か、"誰かがわざと置いた"という二つだ。

･･････考えたくはないが、"彼が内通者の一人だったから捜査資料を見なくてはいけなくて、誰かに見つけて欲しかった為にわざと置いておいた"だと中々に辻褄が合う。



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