【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６７

３１６８話 ページ31

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重たかった筈の瞼が、急に軽くなったのに気付いた時。自分が長い眠りに付いていたのだと確信した。身体の節々が痛むのは、変な格好で寝ていたからだ。でも、何だかポカポカする。目線を上にやると土方さんが居た。



「土方さん･･･？」

土方「･･･やっと起きたか」



記憶が曖昧で、何故私が彼の太ももの上に顔を乗せているのかはよく分からない。そして、土方さんが私を強引にでも別の場所で寝かせなかった理由も、分からなかった。

過去に似たような事件がなかったかを調べるために、資料に目を通していたらしい。誰かに持ってきて貰ったのならば、この姿を見られたのだろうか。
そんな疑問を抱くものの、実際に質問をする気力は睡眠で回復していなかったので、黙り込む。

するとそれを察したのか「この部屋にあったから手を伸ばしただけだ」と。いや、複雑なこの質問を表情だけでよく察したな。･･･もしかしたら勘違いされたくなくて、先に言おうと頭が働いたのかも知れない。



「･･･そうですか」

土方「布団に寝かせるべきだとは思ったんだが･･･」

「確かに、この寒さの中そのまま寝かせるのは･･･どうかと思います」

土方「言い返せるくらいには回復したのか。疑問は口に出さねェくせに」

「･･･うるさいっす」



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