【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６６

３０９８話 ページ9

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日本には、四季がある。
春、夏、秋、冬。それぞれにそれぞれの特徴があって、人それぞれ好みが分かれる。どの季節が一番人気なのだろうか、と順位を決めようとしても、人間皆感覚は違っているので、理由は到底思い付かない。

話は変わって、現在は冬である。
冬というのは兎に角寒いので、個人的には好きではない。
確かに寒い中からこそぬくぬく出来るこたつで、ダラダラと過ごしながら、様々な鍋をつつくのも悪くないし、寧ろ至福の時だ。
けれど、真選組には見回りという仕事があり、どんな天候でも市民を守るために江戸中を回らなければならない。

だから好きではない。カイロで太刀打ち出来ない寒さの時があるからだ。



桃太郎「姉貴、肉まん買ってきたっス！」

「おーさんきゅ、遅かったねえ」



だがしかし、私は肉まん信者である。
気温が低いから苦手な冬の唯一の緩和剤なのが、肉まんなのだ。
肉まんがこの世に無かったら、きっと冬は部屋にこもって、究極を言えば布団の中から出ずにゲームをダラダラするだろう。



「だからね、冬に私に仕事して欲しかったら肉まんを三つ献上するっていう局中法度を作ろうかなって」

桃太郎「それ、普通に考えて通ると思います？」

「雪より冷たいなお前。冬だからか。冬だからか塩対応でも許されるってか」



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