【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６６

３０９６話 ページ7

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どうしても、買いたい物がある。
ここ最近、そればかり思って仕事が手に付かない。
普段からしていないだろ、と言われてしまえば言い返す事など出来ないのだけれど、何を言われても傷付かないくらいにその物だけに意識が集中している。

上司に何を言われようが、私はきっと意見を曲げない。そういう性格なのか、真選組に訪れてからそうなってしまったのか、恐らく前者だろうが、兎に角買いたい物がある。



「いやあ、でもなあ･･･」



私は、お金を持っている。
そこら辺の人が不自由なく暮らせるくらいのお金を、余裕で持っている。正式に言えば、それくらいのお金を余裕で工面出来る。じいやという者が居て、両親の全財産を管理して貰っているのだ。

だから、大体の物は手に入れる事が可能である。極論を言ってしまえば、この世に買えない物など地球しか無いのではという程である。



「えー･･･どうするよ･･･」



隣では「何が欲しいの？」「Aちゃんが悩む物ってどんなの？」と言葉が飛び交っている。そんなのは無視して、買うかどうかを考えた。
要するに、私が欲しい物は金でどうにかなる問題では無い。どうするべきか、誰にもわからない。私が選んだ答えが正解となる。



沖田「あの人が欲しいのは、仕事しろと言わねェ上司ですぜ」

土方「は？」

沖田「だから、欲しい物を買うか悩んでるっつー口実で仕事してねェだけ」

土方「Aテメェこっち来いやァアア！！」



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