【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６６

３１３４話 ページ45

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「いざ、オープン」



警戒心MAXで襖をそーっと開いて中を覗けば、スヤスヤと眠るタコ男の姿を確認出来て、ホッと胸を撫で下ろす。背中を守りあった仲間をたこ焼きにはしたくなかったので、一安心だ。



「見かけによらず、綺麗に整頓してますよねタコって」

土方「お前如きが上から目線なのは許せねェ」

「急に辛辣ですね、まだ足痺れてんですよ私」

土方「知らねェよ」



見た目はどこからどう見てもヤクザのそれなのに、物は散乱していないし、埃も殆ど無いのでかなりギャップが激しい。これからも私の部屋の掃除を頑張ってもらいたい所だ。

枕元にケーキの入った箱とティッシュ一枚を置いて「メリークリスマス」と。何事も無く任務を完了するのが当たり前なのに、先程までの波乱のおかげで物凄く達成感が湧いてきた。



「うっ、遂に来ましたよラスボスの部屋」

土方「ラスボスったって、寝てるだけだろ」

「違うんですよ！今年のラスボスはひと味違うんですよ！」

土方「何が違うんだ」

「トラップがレベルアップしたんだYO！」

土方「相当嫌われてんな、お前」



ラップ調で言ってみた事に関しては何も触れてこず、未だにトラップを信じていない様子の土方さんに「じゃあ土方さんが試しに入ってみてくださいよ」と顎で促す。



「死にますよ、普通に死にますよ」

土方「ンな事言われてやる訳･･･」
「死んでらっしゃーい！」

土方「行ってらっしゃいにしろ！！」



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