【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６６

３１２２話 ページ33

.



「だから正月は悪だと思うんです、好きだけど」

土方「まあそれは俺も同意だ。正月休み程要らねェものは無ェ」

「土方さんの場合少しは休んだ方が良いと思いますが」

土方「誰かさんがサボらなきゃそもそも仕事は増えてねェから、普通に休めんだよ」

「なるほどー、沖田のせいか」

土方「お前もだわ」



ソリで運ばれるという事は歩かないのだから、ブランケットくらい持ってくれば良かったと後悔。「カイロでは凌げない寒さですね」と話すと「原因はその格好にあんだろ」と一蹴されて何も言えずに黙る。



「こういう時ばかりは近藤さんが羨ましいですよ」

近藤「え、どうして？」

「毛に包まれてるから」

近藤「それはもうゴリラじゃん！！せめて毛深いと言って！！」



土方さんも寒そうではあるけれど、近藤さんと私を詰んだソリを引くというかなりの重労働を任されているので、自然と身体が熱くなっている筈だ。
だからと言って私も動こうとはならないけれど。



「冷蔵庫に人数分ケーキ作ったんですけど、帰ったらこの三人で先に食べちゃいましょうね」

近藤「おー名案だ！温かい紅茶も飲もうか！」

「良いですね、深夜のお茶会！」

土方「盛り上がってる所悪ィけど、あんま動くんじゃねェ、負担がデカェから」



.

３１２３話→←３１２１話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す