3076話 ページ35
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「そういやさっきから美味しい匂いが漂ってたもんね。お腹空いてきちゃった」
沖田「え、そんな匂いしやすか?」
「いや、しない」
沖田「平気で嘘つくようになりやしたね」
焼き芋は食べたいが、やはり沖田に持ってきて貰うのは考えるだけで恐ろしいので、自分で取りに行く事に。
少し廊下を歩いて庭に出ると、かなりの人数が集まっていた。近藤さんは先頭を切って芋の具合を見ている。
近藤「お、Aちゃん!漸く仮面ライダー見終わったか!」
「いえ、まだまだです。このままのペースだと普通に年末行きますねはっはっは」
土方「全く笑えねェよ」
「だって仕事しながら観てますから」
土方「じゃあ今の今まで一切提出されてねェのはどう説明する?」
「一文字に一時間掛けてますから」
土方「あと何年掛ける気だよ!!」
そんな事を言っているうちに、丁度良いくらいに焼けた様子。一人ずつ与えられるアルミホイルに包まれた焼き芋は、今度こそ正真正銘の良い匂いを漂わせており、鼻をくすぐる。
部屋に引きこもったおかげですっかり秋を感じる事が無くなっていたが、石焼き芋のおかげで季節感を取り戻せた。
冬になってしまうが、この甘くてホクホクな芋の味は忘れない。そう思い、軍手を奪い取り焼き芋を四つ取って、私は再び部屋に引きこもった。
あと八時間程で、引きこもり生活は五日目になる。
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堕天使(プロフ) - 夜兎姫・ルナさん» ありがとうございます!書き直し、いつかやるとは思ってましたけどね、かなり笑いました笑 勿論読ませていただきます!行ってきます!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - まろんすけさん» 優しいお言葉ありがとうございます!来年も頑張ります!温かい紅茶を飲みながら暖をとってます笑 まろんすけさんも、風邪にはお気を付けて!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ミズキさん» いえいえ!こっちこそ素敵な作品に出会えて感謝したいくらいですよ(*´∀`*) (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - 銀魂とD.Gray-manのコラボ作で、亀更新ながらも書いているものです。感想を聞かせてもらえると、大変嬉しいです (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!前回のが、書き直しになったとは気がついたのは最近の話ですが笑 堕天使様、大変恐れ多いのですが私めの作品を読んでくださらないでしょうか (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年12月10日 19時