【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６５

３０７０話 ページ29

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☆ タコ男side ☆



もうこれ以上、先輩達が苦しむ姿は見たくない。そう思い、ミンミンを投入。沖田隊長なんてほぼ毎日オフみたいなものだから、いつどんな時に写真を撮ったとしてもオフショットになるのだけれど、コイツにとってコレクションが増えるのに断る理由など無いのだ。

楽しそうに実況をしつつ「おっ、ゴリラが優勢かな？」とか話している姐さん。それはまさに金持ちの道楽のようで。

食堂の端で「何勝手に人の名前使ってんだ」的な顔をして中指を立てている隊長から目を逸らし、ミンミンに賭ける。



ミンミン「ミーンミンミン」

タコ男「何で蝉だァアアアアア！！」

ミンミン「ミ"ィィイン！」



かなりリアルなモノマネをしながら手をばたつかせ、サイとゴリラの対決に突っ込んでいったコイツを蹴り飛ばし、感づかれないように「気にせず続けてください」と慌てて言う。



ミンミン「何で蹴るのよ！！」

タコ男「当たり前やろ！！サイとゴリラに蝉が勝てる訳無いんやから！！」

ミンミン「さっきから言ってるけどあたしは蝉だから！！総くんも愛おしそうに蝉と呼んでくれるし、名付けてくれたAちゃんだって夏目は夏だから蝉と言ってたわ！！」

タコ男「別に名前に由来してなくてええんやって！！テラフォーマーとかになってあの場をめちゃくちゃにしてくれさえすりゃ先輩達を救えるやろ！？」

ミンミン「テラフォーマーなんてこの世には存在しませんー。あと、あたしは死んでもゴキブリ役なんてやりませんー。あたしがめちゃくちゃにしたいのは総くんだし、つーかめちゃくちゃにされたい派だし、そんなに言うならタコが行け！！」

タコ男「タコが言ったらピチピチして終わっちまうやん！！」

ミンミン「名前に由来してなくて良いって言ったのはそっちでしょ。顔がテラフォーマーみたいなんだからアンタが行くべき」

タコ男「誰の顔がテラフォーマー！？」



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