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3064話 ページ23

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「つまり、栗があのフォルムじゃなかったら人間は口にしていなかった!!そういう事が言いてェんだ俺ァ!!」



十二分間、早口で熱弁したサブちゃん。
栗への情熱は大したものだが、正直に言うと形の事だけを語られただけなので、この十二分を返して欲しい。隊士達も相当飽きているだろうと視線を周りに向けると、何故か予想と反して興味津々になっている奴らが居た。

拍手喝采だ。その光景にただただ理解不能である。



桃太郎「師匠、流石っス!!」

「ああ、流石だ、確かに栗はフォルムだよ。もしも違う形だったら全然美味しそうじゃねェもん」
「やっぱ酒屋のサブちゃんなだけあるなー、説得力が違ェや」

ミンミン「栗とは何たるかを深く考えさせられるわね・・・濃い時間だった・・・師匠、サインちょうだい!」

タコ男「まさか栗がこんなに奥深ェ食いもんだとは思うてへんかった・・・」

「お前らまで・・・・・・」

「これで決まりだなAちゃん!栗といえばフォルム、そして栗とは!・・・・・・栗とは、愛だ」



サブちゃんはそう言って両手を広げた。再び拍手は巻き起こり、頭を抱える。そして、本来の議長である私が勢いよく立ち上がった。椅子はガタンと後ろに倒れる。



「あのさァ、揃いも揃って馬鹿ばっかか真選組は!!栗があのフォルムこそ素晴らしいみたいに言ってたけど、アイツ本来トゲトゲの中に入ってるウニみたいなものだからな!!トゲトゲあってこそ栗だからな!!フォルムを褒めるんだったら丸みじゃなくてイガを褒めてるのと同じだからな!!」

「「「「は・・・っ!」」」」

「は・・・っ!じゃねェよ!!どんだけ馬鹿なんだよ栗より馬鹿だよ!!栗が馬鹿なのか知らないけど!!」



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設定タグ:銀魂 , 女隊士   
作品ジャンル:ギャグ
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堕天使(プロフ) - 夜兎姫・ルナさん» ありがとうございます!書き直し、いつかやるとは思ってましたけどね、かなり笑いました笑 勿論読ませていただきます!行ってきます!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - まろんすけさん» 優しいお言葉ありがとうございます!来年も頑張ります!温かい紅茶を飲みながら暖をとってます笑 まろんすけさんも、風邪にはお気を付けて!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ミズキさん» いえいえ!こっちこそ素敵な作品に出会えて感謝したいくらいですよ(*´∀`*) (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - 銀魂とD.Gray-manのコラボ作で、亀更新ながらも書いているものです。感想を聞かせてもらえると、大変嬉しいです (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!前回のが、書き直しになったとは気がついたのは最近の話ですが笑 堕天使様、大変恐れ多いのですが私めの作品を読んでくださらないでしょうか (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年12月10日 19時

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