３０５７話 ページ16
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「･･････」
本日も、柿の木コース。
見回りのルートは大体管轄が仕切られていて、それを複数で交代しながら任されている。だが私と沖田はサボるからという理由でルートが定まっており、滅多に変わらない。だからこそ違う道を通ってサボりたくなるのだが、私の携帯電話にはどうやら解除不可能のGPSが搭載されているらしく、逃げきれない。
二度三度携帯電話を買い換えたのだが、いつの間にやら全てに付いていた。屯所に置いて出掛けようにも、携帯電話が無いと不便なのだ。
という訳で、柿の木コース。ここを通ると柿を食べたくなって、しかも結局隊士達に取られるので五十個は軽く買っている。ここまで来ると、柿に飽きるか、旬が過ぎるのを待つかしか止める方法は無い。
「明日もどうせ柿の木コースだろうな･･･」
そろそろ食べ頃であろうあの柿は、良い具合に熟れている。落ちてくるのを祈りつつ、下を通る。落ちてきたのを拾って、家主に声を掛けて、あわよくば何か家のお手伝いをして、沢山貰いたい。
そんな図々しい考えを持っていたからか、今日も何事も無く通り過ぎた。こんな理由でルート変更は了承してくれないだろうし、あの家の方が全てを食べてくれない限り、永遠に柿に唾を飲み込まなければならない。
暫くして、バイクが猛スピードで横を通り過ぎた。
危ないと注意しようにも、こちらは歩きなので到底追いつかない。
俯きため息を吐いて、頭の中が柿で埋め尽くされていくのと同時に視線を前に戻すと、バイクの後ろに乗っていた人が手を伸ばし、老人のカバンを奪い取る。
そして、バイクを追う理由が出来てしまったのだった。
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堕天使(プロフ) - 夜兎姫・ルナさん» ありがとうございます！書き直し、いつかやるとは思ってましたけどね、かなり笑いました笑 勿論読ませていただきます！行ってきます！笑 (2017年12月25日 19時) (
レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - まろんすけさん» 優しいお言葉ありがとうございます！来年も頑張ります！温かい紅茶を飲みながら暖をとってます笑 まろんすけさんも、風邪にはお気を付けて！笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ミズキさん» いえいえ！こっちこそ素敵な作品に出会えて感謝したいくらいですよ(*´∀｀*) (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - 銀魂とD.Gray-manのコラボ作で、亀更新ながらも書いているものです。感想を聞かせてもらえると、大変嬉しいです (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！前回のが、書き直しになったとは気がついたのは最近の話ですが笑 堕天使様、大変恐れ多いのですが私めの作品を読んでくださらないでしょうか (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使
| 作成日時：2017年12月10日 19時
