3090話 ↑ ページ49
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「旦那をここまで殺したいと思ったのは初めてですよ!!マジでさっさと死ねェエエエエ!!」
坂田「ヤキモチ妬いて復讐誓っちゃう系女に殺される程ヤワじゃねェわ!!テメェこそさっさと認めちまえよォ、ヤキモチ・・・妬いたんだから責任取ってよね!って言っちまえよ!楽になんぞ!!」
「中学生みたいな妄想爆発させてんじゃねェよ気持ち悪ィ!!そんな自分の事可愛いと思ってるヒロインみたいな台詞言う人間なんてこの世には存在しねェんだよ!!」
最近は引きこもり気味だったので、良い肩慣らしだと思えばどうってことない。これから粛清任務も増えてくるだろうし、旦那を殺して薄れた血への免疫を取り戻そう。
まあ先程から防がれる一方で、かすり傷一つも付けられていないけれど。それも舐められている感じがして腹立つ。朝稽古をサボっていたせいか、鉄の塊を振れば振る程、腕が悲鳴を上げている。今度引きこもった時は、適度に稽古をしよう。
腹くらいは斬ってやりたい、と歯を食いしばれば「おいそこ何やってんだァアア!!」と聞き慣れた低い声が聞こえた。タバコの吸い過ぎで声を枯らして、一生説教出来ないようになれば良いのに。
「邪魔しないでくださいニコチン副長!!私はコイツを殺すって決めたんです!!」
土方「テメェがキレてるのはその呼び方でよーく分かったが、許せる訳無ェだろォが!!私闘は局中法度って事を忘れたか!?」
「局中法度四十六条ォ!万事屋を憎むべし!!土方さんこそこれを忘れたんですか!?」
土方「よし思う存分やれ!」
近藤「いやダメだから!!」
間に入って無理矢理喧嘩を止めた近藤さんは「市民から通報入ってるから!もう終わり!仲直り!!」と声を大にして言った。私達の手首を取って仲直りの握手をさせようとする、優しい心を持った上司を見て、このまま続けていても止められるだけだと諦める。
取り敢えず今は、それに応じてみた。
坂田「さっきまで照れてたから手ェ熱ィな、Aチャン」
「・・・・・・サヨナラ」
目を見開いて、静かに股間を蹴り上げる。
そして「[ピーーー]」と本日二度目のそれを言って、踵を返したのだった。
屯所に戻ると、走ってきた桃太郎は「姉貴!見てくださいこれ!」と私の動きを止める。
桃太郎「サボテン!前にサボる理由にサボテンの成分のせいだって言い訳したいって言ってたじゃないっスか!なので沢山買ってきました!」
「[ピーーー]」
桃太郎「・・・ッ!?」
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堕天使(プロフ) - 夜兎姫・ルナさん» ありがとうございます!書き直し、いつかやるとは思ってましたけどね、かなり笑いました笑 勿論読ませていただきます!行ってきます!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - まろんすけさん» 優しいお言葉ありがとうございます!来年も頑張ります!温かい紅茶を飲みながら暖をとってます笑 まろんすけさんも、風邪にはお気を付けて!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ミズキさん» いえいえ!こっちこそ素敵な作品に出会えて感謝したいくらいですよ(*´∀`*) (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - 銀魂とD.Gray-manのコラボ作で、亀更新ながらも書いているものです。感想を聞かせてもらえると、大変嬉しいです (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!前回のが、書き直しになったとは気がついたのは最近の話ですが笑 堕天使様、大変恐れ多いのですが私めの作品を読んでくださらないでしょうか (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年12月10日 19時