3072話 ページ31
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「延長戦だな、こりゃ」
「え、延長・・・!?」
「まだやらされんのか・・・!?」
桃太郎「この調子だと引き分けになりますよ、先輩!頑張って!」
「桃太郎、そういやタコ男とミンミンの姿が見当たらないんだけど、知ってる?」
桃太郎「いや知りやせん、どこ行ったんスかね」
サイとゴリラは未だ決着がつかず、攻防を繰り返している。そして私は、試合時間を設ければ良かったと後悔し始めた。
夕食の準備が終わったのか、手の空いた女中さんが休憩がてら観戦している。「江戸は平和ね」とお茶を啜るので「そうですねえ」なんて相槌を打ちながら「さあ行けゴリラ、サイ!」と手を叩いて盛り上げた。
タコ男「タコ!」
ミンミン「パンダ!」
近藤「ご、ゴリラ!」
タコ男「合体!!」
ミンミン「デンデンデケデケデンデンデケデケ・・・」
「え、何ですか突然」
食堂の入口で決めポーズをする三人に戸惑いを隠せないでいる。逆光で殆ど顔が見えない。謎のBGMを口で奏でながら「ゴリラサウルス、ジャンジャンオクトパスモード!」と再び決めて、サイとゴリラに向かって突進してくる。
近藤さんとタコ男の肩に乗って「パンパンパパンパンオレィッ!パンパンパパンパンオレィッ!」と何度も繰り返し口ずさみ、カスタネットを叩くミンミンは汗だくのサイ役とゴリラ役に近付いて後ろに付けた。
タコ男「にょろろろろ!!」
ミンミン「パンパンパパンパン、オゥレィッ!」
近藤「ウホッウホホッ」
「なになになに、怖い怖い怖い怖い」
どんどん進んで来る謎の集団。ミンミンは両手足を持たれ、スーパーマンのように宙に浮かんでいる。そして「これで引き分け乱入勝ちね」とウィンクをした。
「ごめんなさいそれは違う」
タコ男「ゴリラサウルスの一部になったんやで、にょろろー!」
「いや、トーナメントだからさ・・・」
タコ男「あゴリラサウルスの、あ勝ちィィ!!」
「「「しっ志田ァアア!!」」」
「サブちゃんより面倒な奴が来てしまった」
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堕天使(プロフ) - 夜兎姫・ルナさん» ありがとうございます!書き直し、いつかやるとは思ってましたけどね、かなり笑いました笑 勿論読ませていただきます!行ってきます!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - まろんすけさん» 優しいお言葉ありがとうございます!来年も頑張ります!温かい紅茶を飲みながら暖をとってます笑 まろんすけさんも、風邪にはお気を付けて!笑 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ミズキさん» いえいえ!こっちこそ素敵な作品に出会えて感謝したいくらいですよ(*´∀`*) (2017年12月25日 19時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - 銀魂とD.Gray-manのコラボ作で、亀更新ながらも書いているものです。感想を聞かせてもらえると、大変嬉しいです (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!前回のが、書き直しになったとは気がついたのは最近の話ですが笑 堕天使様、大変恐れ多いのですが私めの作品を読んでくださらないでしょうか (2017年12月25日 19時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2017年12月10日 19時