【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６４

３０１８話 ↑ ページ25

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☆ 沖田side ☆



「何でAちゃん、あんなに魂抜けてんの？」
「金だろ、金」
「相当な金額行ったらしいぜ。まあ、あれだけ美味しい料理が追加されればそりゃァなァ･･･」



盆に乗った朝食に手を付けず、箸を持ったまま魂の抜けた表情を見せているAさん。その隙におかずをどんどん盗むが、全く目もくれず一点を見つめている。最早狂気すら感じるその姿を見ると、俺の心には興味しか湧いてこず「幾らだったんです？」と尋ねた。



「お前、絶対笑うじゃん」

沖田「そら笑うでしょ。噂じゃ百万は軽く超えたとか」

「ええ、超えましたね」

沖田「あほらし」

「オイ殴るぞ」



特注でウェディングドレスを二着作り、式場を押さえる。本来そんなにバグバク食べる物では無い筈の料理達も、飢えた奴らだらけで追加追加の繰り返し。



「具体的な金額は言いませんけども」

沖田「はい」

「私、事前に百五十万円使ってんのね」

沖田「ほお」

「あのドレス一着五十万円なのね」

沖田「結構具体的に言ってますけど」

「ドレスで百万円は覚悟してたから良いの、式場で五十万円も知ってたから良いの、だけどね！？」

沖田「いきなり大声」

「どんどん押し寄せてくるオタクのせいでね！！上乗せがね！！ヤバくてね！！」

沖田「へえ」

「取り敢えず、オタク共を一匹ずつ狩りに行くわ･･･付いてくる？」

沖田「行きやす」

土方「行くなよッ！！止めろ！！」



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