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……とうとうやって来てしまった。
私たち学生の最大の敵＿＿「期末テスト」が。
＊
「始め！」
試験監督の先生の声で、一斉に問題用紙を開く。教科は数学だ。
てか転校してきてすぐにテストとか鬼畜じゃね？ と思うも今更どうにもならない。
問題を解く手を止めないまま周囲の様子を窺うと、既に多くの人がギブアップといった様子。成績上位者と名高い土方や九ちゃん、佐々木も時折手が止まってしまっていた。
だるいけど、私も頑張らなきゃ。
目線を問題用紙に落とし、のめり込むようにして問題を解き進めた。
＊
(沖田side)
英語の試験中、ふとAの方を窺うと諦めたように机に突っ伏していた。
他の教科ではチャイム直前まで手を動かしていたのに、随分な落差である。
自分で言うのも何だが、俺は学年全体で見ても勉強が出来る方だ。自慢と受け取ってもらっても構わないが、５教科４５０点越えを達成したこともある。……土方には負けたが。
まぁともかく。
どうやらAは勉強が苦手のようだ、「勉強を教える」という名目でAに話しかけてみようと決心したのだった。
＊
各地で悲鳴が上がるテスト返却日。
俺の順位は学年２３位とまぁまぁといったところだ。
「わぁ、総悟くんすっごーい。今度あたしにも勉強教えてほしいなぁ」
「考えときやす」
川崎の攻撃をかいくぐり、「ひぇ……」と声にならない声を上げたAの元へ向かう。
「どうでィ坂田、ちゃんと５教科１００点取れてるかィ？」
「そんくらい余裕で取れるわ！そりゃ英語はひどかったけど……ほら見てごらん！」
バッと眼前に突き出された点数表を見る。
『英語 ２点 数学 ７９点 国語 ９２点 理科 ８３点 社会 ８６点』
確かに本人の言う通り英語は一桁とひどい点数だが、それよりも驚いたのは残りの得点である。
どうやら先程の声は喜びの声らしい。
「んで、そういう沖田はどうなの？」
一瞬の隙を衝かれ点数表を取り上げられる。
「なんだ、大して変わんないじゃん。ちなみに私、ノー勉なんで」
にひひ、と笑うA。
「……勉強会、するか」
俺が教わる方向で。
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みーなな(プロフ) - 魁 奏さん» コメントありがとうございます！ リメイク前から見ていてくださっていたとは感激です……！ これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年1月29日 19時) (
レス) id: 5e50030e02 (このIDを非表示/違反報告)
魁 奏 - 初コメです！リメイクお疲れ様です。リメイク前から見ていましたが更におもしろくなっていますね。更新頑張ってください。応援してます。 (2019年1月29日 15時) (レス) id: dcbda7607c (このIDを非表示/違反報告)
みーなな(プロフ) - ペロペロキャンディさん» ありがとうございます！現在作品のリメイク中ですので暫く更新はお休みなのですが、これからも精進してまいりますのでよろしくお願いします！ (2019年1月9日 6時) (レス) id: 5e50030e02 (このIDを非表示/違反報告)
ペロペロキャンディ - 最近見たので一番面白いです！更新がんばってください♪ (2019年1月9日 0時) (レス) id: d47604c399 (このIDを非表示/違反報告)
みーなな(プロフ) - ayanekoさん» いつも読んで下さっているとは……！ありがとうございます！班のメンバー、了解しました！ (2018年11月29日 16時) (レス) id: 5e50030e02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーなな | 作成日時：2018年10月28日 18時
