【銀魂】転校生は幼馴染でした。【沖田総悟】

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(Aside)



修学旅行、二日目。

昨日はみんな疲れていたようで、日付が変わる前に全員眠りに落ちたみたい。

今日は班ごとに各地を回る予定だ。

情緒溢れるお寺や、縁結びの神社。こういうのを「趣がある」というのよ、とお妙の説明で学習。

「あ、おみくじ大吉だ！」

とある神社で引いたおみくじの結果に、声を弾ませる。

「見てごらん沖田、A様の実力よ」

「所詮運試しだろィ」

「運試しとか言わないでよ！ ロマンが滅亡する！」

「勝手に滅亡しやがれ。あ、土方追加で」

「ちょっと待て総悟、なんで俺も滅亡しなきゃいけねーんだよ」

「目障りだからでさァ」

あーあ、また始まったよ。半ば呆れながら喧嘩の行く末を見守る。

―――こんな楽しい日が、ずっと続けばいいのに。

その言葉でフラグが立ったことなど知らずに、私はみんなと話し始めた。


＊


途中いろいろとトラブル(その辺は機会があればまた)があったものの何とか乗り切り、あっという間に帰りの新幹線。

「神楽、もうお土産開けちゃうの……？」

「バカ兄貴は自分の分買ってるし、パピーにお土産なんて必要ないネ。全部この神楽様のもんヨ」

あ、この八ッ橋美味いアル、と零す神楽。ていうか「酢昆布味」ってなに？ 本当に美味しいかソレ？

と、ふとここで気づく。

「あれ、セレナちゃんは？」

「さぁ……トイレじゃないかしら」

「あ、そっか。新幹線長いもんなー」

言いつつ神楽から八ッ橋を貰う。



「……まっず！！！」

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