【銀魂】転校生は幼馴染でした。【沖田総悟】

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……え。一体なに？

今度は私が唖然とする番だ。

二、三分と爆笑して笑いがやっと落ち着いてきた頃、総悟は(笑い過ぎで)涙目になりながら「負けた」と呟いた。

「……何に」

「お前に。こんな風に謝られると思わなかった」

「……逆に何を想定してたのか気になる」

「謝られると思ってなかったんでィ。あーあ、折角この俺が明日の朝謝ってやろうと思ったのにな〜」

「失礼！ てか何様なの！？」

ついさっきまでギスギスしてたとは思えないくらいの勢いで噛みつくと、またもや笑い出す総悟。

そしてまた一頻り笑い転げた後で、私の頭をポンポンと撫でた。

「チビって言いたいの？ 怒るよ？」

「違ェよ。やっぱ俺らはこうやってじゃれてる方がお似合いだって思ったんでィ」

「……確かにそうかも」

目と目が合って、また吹き出す。今度は二人一緒に。

これで一件落着……ってことで、いいのかな。


＊


(No side)



そんな彼らを、良しと思わない影が一つ。

「……面白くないなぁ」

誰にも聞こえない声で呟き、電話をする為にその場を離れた。



「もしもし、＿＿？ 相談があるんだけど」

『ククッ、テメェが俺に相談なんざ持ちかけるとはな』

「女の問題についてなら一番詳しそうだからね」

『テメェは俺を何だと思ってンだ？』

「スケコマシでしょ」

まぁ良いだろう、と言って切れる通話。

強力な助っ人を味方に付けることができた故の成功を予感し、にんまりと満足気な笑みを浮かべた。

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