変なところで区切るのが上手くなってる気がする ページ46
土方side
しかし、本当に信じて良いのか?
裏切り者は決まって仲間に取り入るのが上手い。信頼を得て重要な情報を引き出し、その情報を本当の仲間に密告する。
俺の中でAを信用することは出来ないと言う回答になったが、近藤さんはどこから湧いてくるのやら絶対的な自信がある目で「Aちゃんはそんな事しねぇ。」と確かに言うのだ。そんな近藤さんの言い分を聞いていたら俺までAを信用していった。
勿論、近藤さんが言っていたようにAは真選組を裏切ったりしてないがな。
土方「ざっと俺らとAの出会いはこんなもんだ。」
総悟が真剣な顔をしている。こいつ、相当Aに惚れ込んでんのか?
土方「今、俺が一番恐れているのはAの真選組から春雨への寝返りだ。短い間とはいえ、Aに重要な案件を任せたこともあったからな。Aが持っている機密情報も意外と沢山あるんだよ。」
俺の話を聞いて総悟はのそのそと歩き出して俺の胸倉を掴んできた。
沖田「なんでそんな大事な事俺に教えてくれなかったんですかィ!?Aを春雨から守れたかもしれやせん…!第一、あんな奴に俺らのことを騙せるわけがありやせん。あの馬鹿は素直で、嘘なんか付けねェ目をしてるんでィ…。」
土方「…。ンなこたあ分かってんだよ。Aは確かに素直だ。でも、俺らはたった一年間しかAと一緒に居ねえんだ。あいつには謎が多いしな、初めて会ってどこから来たのか聞いたときAは『とある場所から来た』と言っていた。そこから推測するとAは自分がどこから来たのか知っていて、わざわざ隠したことになる。」
沖田「…。確かに俺らはAとたった一年しか居ねェ。でも、“Aは素直で他人に嘘がつけないような良い奴”それが分かってたら十分じゃないですかィ?」
参った。総悟のAへの愛は俺が思っていたよりずっと大きい。
俺はどうするべきなんだ。俺一人が春雨への攻撃を許しても他の隊士の状況を説明しなきゃなんねえし、武器を装備しなけりゃ戦闘民族になんか到底勝てねえ。
土方「近藤さんを呼んで来い…。」
俺が下せる決断をした。
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ども!作者のりんです。更新停滞してごめんなさいm(__)mご不便をお掛けします。
近々定期テストがあるので更新遅れます!詳しくは唇攻略の方に書いてありますのでそちらをご覧ください!
byりん
ゴリラ様の言う通りなのなのな!→←文字数意外と足りなかった…。
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作者名:りん | 作成日時:2018年1月28日 18時