こんな奴なんて…大嫌い!【銀魂】 (ページ31)

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こんなの無い！！ページ31

Aside

信じられない、あのクソサドドＳ皇子！私を赤面させるなんて！一応、あの人が私の上司だから暴言は控えさせて頂くが、はっきり言って止めて頂きたい。
あの時私が赤面したのは他でもない沖田隊長のせいなのだが、あれは心臓に悪い悪戯だった。何故って…。
A顔が近かった!
沖田隊長は仮にもイケメン(笑)で、通称顔面トラップなのだから、そんなに近くに顔があれば誰だって赤くなるだろう。しかも、み、み、耳元で何か囁いて来たのだ。擽ったくて変な声を出してしまった。沖田隊長にバレたらヤバい確実に弄られてしまう。確か、あの場に銀さんも居て何か下ネタを吐かれた気もするが…。軽くあしらっておいた。
そう言えば沖田隊長が囁いていらっしゃったことって何だったのだろうか。何か囁かれた瞬間ゾワゾワとしたので聞き取れなかった。後で沖田隊長に聞いてみるか、会いたくないけど…。また赤くなってしまう！待て待て、これじゃ私が沖田隊長のことが好きみたいじゃないか！断じて無いあれは一時の気の緩みから起きたものだ！そうだ！誰だってああなれば赤くもなる。
、私だけじゃない、私だけじゃない。これを呪文の様に唱え続けたら自然と赤みは治まった気がする。よし、いつもの調子に戻れる！

隣の沖田隊長をチラリと見てみる。相変わらずケロっとした顔をしている。ムカつく…(-"-)
沖田「A、何ぶすっとした顔してるんでィ。やめろ、ブスが移る。」
A『貴方って人は本当に非情ですね！酷いですよ、私は多少弄られてもうんともすんともなりませんが、普通の子だったら泣いてますよ！』
そう私が喝を入れても

沖田「知らね。てか、A自分が普通の女子じゃないって自覚してたんだねィ(笑)」

揚げ足ばかり取る。
A『沖田隊長の傍にいることが多いですからね。“副長補佐なのに”！』
この一言が沖田隊長の何かに触れてしまったのだろう。今度は沖田隊長がぶすっとした顔をされてしまった。
沖田「いっその事一番隊隊長補佐になっちまえよ。」
そう囁いていた言葉は今の私には聞こえてなかった