第三十九話:ストーカーと自覚してないのはタチが悪いが自覚してるのもタチが悪い ページ3
A「そこまで言ってねェよ。眼鏡顔だろ、ただの」
新八「尚酷いわ!!」
妙「新ちゃん?」
新八「あ、姉上...?その拳は、どうする気で?」
妙「それは新ちゃん次第ね。もし黙らないんだったら...」
新八「すいませんでしたァァァ!!」
妙「分かればいいのよ」
妙の前で平謝りする新八にAはコソッと近付いた。
A「お前の姉...ゴリラに育てられたのか?」
耳打ちされる言葉に新八は慌てふためく。
新八「し、静かにしてください...!怒りに触れるような発言は気を付けて...」
妙「何か言ったかしら?」
新八「いえ、何も」
A「...(何か...面倒だな)」
銀時「それにしてもよ...俺にどーしろっての。仕事の依頼なら出すモン出してもらわにゃ」
いつの間に復活したのか起き上がっていた銀時が会話に加わってきた。
新八「銀さん、僕もう2ヶ月給料貰ってないんスけど出るとこ出てもいいんですよ」
渋る銀時に給料の話を持ち出した新八は無表情だった。
銀時「ストーカーめェェ!!どこだァァァ!!成敗してくれるわッ!!」
急に態度を変えた銀時に扱いやすいなと零す新八を見てAは何ガキにいいように使われてんだよあの天パと思っていた。
?「なんだァァァ!!やれるものならやってみろ!!」
A「...」ビクッ!
新八「ホントにいたよ」
銀時「(今、ビクッてした)」
近くのテーブル下から出てきた男に驚いたAに気付いたのは銀時だけだった。
銀時「ストーカーと言われて出てくるとはバカな野郎だ。己がストーカーであることを認めたか?」
ス男「人は皆、愛を求め追い続けるストーカーよってこのス男って何?」
問い掛けてくるストーカーを無視して裾を引っ張るAに其方を向いた銀時は目を少し輝かせているAに驚いた。
A「銀、銀、俺ストーカー見たの初めてだ」
銀時「え?そこなの?興味惹かれたのはそこなの?」
A「本物は気持ち悪いな」
新八「キラキラした目してたのに辛辣!」
ストーカー「...ときに貴様、先程よりお妙さんと親しげに話しているが一体どーゆー関係だ。羨ましい事山の如しだ」
妙「許嫁ですぅ」
妙の発言にストーカー野郎の動きが止まる。
A「アイツ...」
銀時「知ってんの?」
A「間違いない」
神妙な顔付きのAに銀時も固唾を飲む。
A「ゴリラに似てるな」
そしてAの空気の読めなさもいつも通りである。
第四十話:橋の下では頭上に注意しろ→←第三十八話:綺麗な薔薇には棘があると言うけど棘なんて可愛いもんじゃなかった
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睡蓮(プロフ) - 凄い好きです!まだ続きって書く予定ありますか!大好きなので楽しみにしてます (4月18日 0時) (レス) id: 2fed559203 (このIDを非表示/違反報告)
緋南(プロフ) - 連夜さん» ありがとうございます!真選組との絡みも多く出来るように頑張ります!( ᐛ )و (6月19日 16時) (レス) id: 9f83c42f69 (このIDを非表示/違反報告)
緋南(プロフ) - 舞さん» 応援ありがとうございます!頑張らせて頂きます!( ᐛ )و (6月19日 16時) (レス) id: 9f83c42f69 (このIDを非表示/違反報告)
緋南(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます!頑張ります! (6月19日 16時) (レス) id: 9f83c42f69 (このIDを非表示/違反報告)
連夜 - 応援しています。( •̀ ω •́ )✧真選組との絡み大好き!! (6月3日 13時) (レス) @page13 id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋南 | 作成日時:2019年7月14日 23時