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第三十七話:今日の敵は明日も敵、らしい ページ1

銀時「んで?お前本当に高杉とは関係ねぇの?」


A「何度も言ってんだろ」


銀時「だけどなぁ...こんなに顔が似てて言動も似てて赤の他人って有り得んの?」


A「世の中にはな、天パ」


銀時「坂田銀時な」


A「...自分と同じ顔が三人いるらしい」


銀時「え、スルーなの?」


A「三人目に会った時死ぬらしいぞ」


銀時「何それ、怖っ!」


A「だからお前は、あと一人俺と同じ顔の奴に会ったら死ぬ」


銀時「怖っ!!つうか何で俺なんだよ!?俺関係なくね!?死ぬとしたらお前じゃね!?」


A「何で俺が」


銀時「お前の顔の話だろ!!何不思議そうにしてんだよ!!」


A「うるせェよ」


銀時「ブフッ...!!」


近い距離で肩を掴んで騒ぐ銀時の頭を配膳に使っていたお盆で横っ面をぶっ叩いたAだった。


A「さて...そろそろ開店時間だ。お前手伝ってけ」


銀時「何で俺が!?」


床に倒れていた銀時はガバッと起き上がると台所へ使った食器や料理を片付けているAへ不満を漏らした。


A「その晩飯代それでチャラにしてやろう思ったんだけどなァ...?そうか、そんなに払いてェのか」


銀時「喜んで手伝わせて頂きます」


いつの間にかエプロンを身に付けた銀時が食器を片付けていた。


A「(チョロいな)」


予想通りの展開に不敵に笑うAだった。


(回想終了)
ーーーーー


A「とんでもねェ物思い出しちまったな...あのくそ天パとも長い付き合いになったもんだな」


一人歩くAの後ろの路地裏には急所を外された男達が倒れていた。


A「それにしても、またコイツを使う時がくるとわな」


閉じていた鉄扇を広げると頭上へと翳した。月明かりが照らす中、傷一つ無いソレに満足したAは懐へと仕舞い込んだ。


A「...帰るか」


そう呟いたAは歩き出した、が腕を掴まれ進めずにいた。


A「クソ...今掴んでる奴毛根禿げろ」


銀時「怖っ!?お前は何でいつもそんな怖い事言うの!」


A「何だ、お前か。ハゲよりも救いようのねェ天パ」


銀時「普通に名前で呼んでくれね!?天パだってな?ハゲだってな?必死で生きてんだよ!ストレートが羨ましい...!!」


A「本音出てるぞ」


銀時「何でそんなストレートなんだよぉぉ!!」


A「おい、何だその手?気持ち悪い...寄んな」


髪に触ろうとする銀時を掌底打ちでノックアウトしたAであった(笑)

第三十八話:綺麗な薔薇には棘があると言うけど棘なんて可愛いもんじゃなかった→



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睡蓮(プロフ) - 凄い好きです!まだ続きって書く予定ありますか!大好きなので楽しみにしてます (4月18日 0時) (レス) id: 2fed559203 (このIDを非表示/違反報告)
緋南(プロフ) - 連夜さん» ありがとうございます!真選組との絡みも多く出来るように頑張ります!( ᐛ )و (6月19日 16時) (レス) id: 9f83c42f69 (このIDを非表示/違反報告)
緋南(プロフ) - 舞さん» 応援ありがとうございます!頑張らせて頂きます!( ᐛ )و (6月19日 16時) (レス) id: 9f83c42f69 (このIDを非表示/違反報告)
緋南(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます!頑張ります! (6月19日 16時) (レス) id: 9f83c42f69 (このIDを非表示/違反報告)
連夜 - 応援しています。( •̀ ω •́ )✧真選組との絡み大好き!! (6月3日 13時) (レス) @page13 id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋南 | 作成日時:2019年7月14日 23時

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