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sideコナン
コナン「Aさんと圭さんって...変わってるね」
安室「...そうだね」
でもあの人の身のこなし凄ぇな...それにあの執事も。ちょっと調べてみるか。スマホを出し鷹栖Aと検索をかけるとネット上に一昨年の全国中学生空手チャンピオンの字が並ぶ。
コナン「安室さん...Aさん空手の達人みたいだよ、ほら」
安室「道理で...それにあの小鳥遊さんも何かありそうだ」
コナン「そりゃあ、執事っていうくらいだから武道も嗜んでそうだけど...」
窓の外を見ている安室さんに倣い、外を見ると二人は通行人などお構い無しにやり合っている。
コナン「(おい、おい...)安室さん、アレそろそろどうにかしないと...」
安室「そうだね...」
そう言って立ち上がった安室さんは俺ににっこり笑った。
安室「ちょっと"止めて"くるね」
コナン「(今の止めてに何か含みがあった...大丈夫か、あの二人)」
ポアロの外に安室さんが加わると凄い音がした後、Aさんの顔が蒼褪めていた。
コナン「(ちょっとよく見えなかったけど...何かあったな...)」
安室さんに連れられて店に再入店した二人は安室さんを恐怖の目で見ながらさっきまで座っていた椅子に座った。主にAさんが。
コナン「(何があったかは分かんないけど...どんまい)」
と、Aさんに視線を送ると半泣きだった。
コナンside 終了
ーーーーー
安室「ありがとうございました〜!またのお越しをお待ちしております!」
最後まで"笑顔"を崩さなかった安室さんにまた来ますと告げ、コナン君とも別れると圭が乗ってきた車に乗り込んだ。
A「はぁ...何か一気に疲れたぁぁぁ...!」
圭「お疲れ様です」
A「元凶の半分はお前の行動だけどな」
圭「私、何かしましたか?」
A「...その喋り方いい加減止めろ。気持ち悪い」
そう言うと圭は鼻で笑い、整えてあった前髪を乱雑に崩した。
圭「お前があんなに相手に押されてるのが面白くてな。つい俺も意地悪したくなったんだ、許せ。それにあの二人、なかなか面白そうだ」
A「お前に気に入られたあの二人が可哀想」
圭「フッ...そうだ、面白いといえば...コレをやる」
運転席から投げられたソレを受け取るとリングのようだった。
A「何だこれ?」
圭「鈴木財閥が所有する列車の乗車券のようなものだ」
A「...面倒な事になりそう」
これから起こりうるだろう事に乾いた笑いしか出てこなかった。
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東雲虚 - 続きめちゃくちゃ気になります 更新頑張ってください! (6月26日 9時) (レス) @page40 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - ざーさんさん» ご覧になって頂きありがとうございます!腹筋崩壊する程笑って頂けたようで何よりです。アレはちょっとやってみたかったネタだったのでハイスペック店員さんに執行...間違った、実行して頂きました(笑)これからも楽しんで頂けるよ努めますので宜しくお願いします。 (2020年1月10日 23時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
ざーさん - 何重にも張り巡らされた罠により見事に腹筋崩壊しました。(主に人工ホラーのあたり)笑いすぎで腹がいたいです。めちゃくちゃおもろいんで更新頑張ってください。 (2020年1月6日 2時) (レス) id: d718df07c2 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - 続いて欲しいね (2019年5月23日 16時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 布袋尊さん» 神ではなかったか〜(笑)面白い入りましたー!ありがとうございます。終わり見えないですが(←えっ)原作で安室さんで続けるまで続けていこうと思いますのでよろしくお願いします。 (2019年5月23日 11時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋南 | 作成日時:2019年5月2日 18時