トリプルフェイスは忙しいらしい

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蘭「京極さんとテニスか...でも私もやった事ないから教えられないよ？」


園子「その点は大丈夫よ！ね、おじ様！」


小五郎「おう！丁度いいスペシャルコーチをゲットしたからな！」


A「スペシャルコーチ？」


コナン君も毛利も首を傾げてるから心当たりが無いみたいだ。誰だろう...いや、まさかだよな。数分前に届いたメールの送り主が頭に浮かんでいた。


『久しぶりだね。近々ポアロに復帰するからよろしく。あとハロの面倒見てくれてありがとう。助かったよ。 今日楽しみだね。安室』


完全に安室さんだよ。最後に安室ってあるしこれで安室さんじゃなかったらお前誰だよ、安室安室詐欺かよってなるわ。
後ろには聞こえないくらいの声量で一応小五郎さんに聞いてみた。


A「それもしかして...褐色肌の金髪の男性じゃないですよね？」


小五郎「あ？いや、その...ナハハッ...！」


A「ハハッ...(図星だな)」


いやいや、分かりや過ぎだろ。


(回想終了)
ーーーーー


というわけである。
なんでもジュニア大会で優勝した経験があるとか、ほんとこの人何でも出来るな。
じっと見ていると安室さんと目が合っ...何だその笑顔は...！男に向ける顔じゃないからね？顔面偏差値自覚して？？？


安室「A君、元気にしてたかい？ちゃんとご飯食べてる？ほら、少し痩せたんじゃないか？」


A「いや、あの...安室さん、ちょっ...(すげぇ触ってくんだけど...)」


顔やら腕やらペタペタ触られた最後に腰周りを確認される。いや太ってねぇし、痩せてもいないから。


A「...(や、やめろぉぉぉぉ！周りの目が痛いからぁぁぁっ...！)」


コナン「...何してんの、Aさん...。ちょっとこっち来て」


そんな一部始終を見ていた呆れた表情のコナン君に手招きされる。それはもう全力の手招きだ。


A「あの安室さん、コナン君が呼んでるので行ってきます」


安室「いってらっしゃい」


何このアットホーム感。優しい笑顔で送り出してくれたよ、お母さんか。


安室「お母さんじゃないよ」


A「...(何で心の声聞こえたの？エスパーなの？)」


A「んで？コナン君どうしたの？」


コナン「Aさんってさ、安室さんと仲良いよね？」


A「仲良いのかな...？」


俺としては揶揄われてる感あるけど。


コナン「...気を付けてね」


A「何を？」


コナン「安室さんだよ」


A「...んん？(コナン君と安室さんって仲悪かったっけ？)」

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