第三十話:娑婆の空気の娑婆の意味は知らない奴が多い ページ37
山崎「(真選組監察日記。2日前から監察対象となったAさん。名字は不明。監察として色々調べた結果、かぶき町で定食屋兼居酒屋をしているという基本的な情報しか入ってこなかった。それ以外はあの松平長官と親しい仲という一般市民では有り得ない人間関係があることが分かっている。あと先日の事件、攘夷志士桂小太郎が起こした爆破テロの重要参考人として挙げられている。主な原因はその容姿が攘夷志士の中で最も過激で危険な男、高杉晋助に極似している事だ。引き続き調査を進めていきた...)」
A「テメェは人の店前で何してやがんだァ?」
山崎「へ?エェェェェッ!?何でバレて...」
A「?...俺はただその胸糞悪い制服着た歩く地味人形が目の前にいたから邪魔だっただけだ
」
山崎「す、すみません...(どうやら監視はバレてないみたいだ)」
((監察として対象に見つかるのはどうかと思いますけどね(笑)))
山崎「ちょっとォォ!?うるさいよ作者さん!」
A「...!?」(ビクッ)
突然大声を出した山崎に驚いたAはその勢いのまま山崎の脛を蹴った。
山崎「痛ッ!?」
A「急に大声出すんじゃねェよ...ビックリしただろうが」
山崎「それが驚いて人の急所的確に突いてきてる人が言う台詞ですか!?あ、ちょっ!どこ行くんですか!?」
A「あ?...とんでもない知り合いの馬鹿が娑婆に出てくるらしいから見に行くんだよ...暇なら来るか?どうせ俺の監視なんだろ?」
山崎「...(ば、バレてるゥゥ!完全にバレてるゥゥゥ!!)」
動揺している山崎を余所に歩き出したAは着いて来ない足音に後ろを振り返った。
A「来ないのかァ...?」
山崎「...影ならがら着いて行きます」
A「...フン、勝手にしろ」
山崎「(...恐いんだか優しいんだか分かんない人だな)」
勝手にしろと言いながら後ろを気にしてくれるAに少し好感を持てた山崎だった。
ーーーーー
(警察所前)
新八「器の小さいテロすんじゃねェェ!!」
警察所前で見知った三人組が知り合いと思われたくない行為を平然と行なっていることにAは目を背けた。
だが目敏く一人に見つかってしまった。
銀時「おーい、Aちゃーん。お前どこにいたの?俺らと一緒じゃないから遂に牢屋にぶち込まれたと思ったろ」
A「お前みたいなクソ天パと一緒にすんな」
銀時「久しぶりに会って辛辣!!」
何日振りのAの毒舌に項垂れる銀時だった。
第三十一話:飛び込みは最後の着地まで気を引き締めろ→←第二十九話:電話の相談相手は慎重に選べ
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ひー(プロフ) - あんまん(女)さん» コメントありがとうございます。あ、本当だ(笑)今気付きました。特に意図してなかったんですがね。 (2019年6月20日 23時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 夜桜さん» お返事遅くなりました。コナンの方まで読んで頂きありがとうございます!この作品を好きになって頂きありがとうございます!色々考えまして暗いままでいるのは銀魂じゃない!と思い続けていくことにしました!なので、これからもよろしくお願いします(笑) (2019年6月20日 23時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
あんまん(女) - コメント失礼します。タイトルが新婚さんいらっしゃいみたいと思ってしまった。 (2019年6月9日 23時) (レス) id: 93d39c3311 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 更新ありがとうございます。コナンの方も拝読させていただいてます。私も…最新話読んで立ち直れてません。。゜(ノД`)この作品は大好きなので更新していただければ喜びます…(笑) (2019年6月2日 23時) (レス) id: e3a6416106 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 十夜さん» いつもご覧になって頂きありがとうございます。主人公に煙草...高杉と相対しますね(笑)でも高杉煙草と似合うと思うから良いですね!気遣って頂きありがとうございます...!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございました。 (2019年5月19日 21時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひー | 作成日時:2018年10月2日 21時